新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(12日現在)
■上海ディズニーやパリの店舗再開、コロナ感染「第2波」に身構え
新型コロナウイルスの影響で休園していた米ウォルト・ディズニーの中国・上海ディズニーランドが11日、約3カ月ぶりに営業を再開したほか、フランスでも約2カ月にわたって実施されていた都市封鎖(ロックダウン)が緩和され、商業施設の営業再開や政府許可証なしでの外出、近隣地域への移動が可能になった。
■フランス、新型コロナ死者・感染者数が大幅増 制限緩和始まる
フランス保健当局は11日、過去24時間の新型コロナウイルス感染症による死者が263人となり、前日の70人から4倍近くに達したと発表した。
■コロナ抑制策緩和、第2波「強く警戒」しながら慎重に=WHO
世界保健機関(WHO)は11日、新型コロナウイルス感染拡大抑制策の緩和には、感染拡大の第2波に対する「強い警戒」が必要になるとの考えを示した。
■マイナス金利政策、あまり支持せず=米アトランタ連銀総裁
米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は11日、マイナス金利政策について、「政策ツールの中でも弱いものの1つ」との考えを示し、あまり支持していないと述べた。
■WHO、台湾の総会参加巡り事務局長に「判断権限ない」
世界保健機関(WHO)は11日、来週の年次総会への台湾の参加を巡り、テドロス事務局長に「判断する権限はない」とした上で、台湾の参加を巡っては各加盟国で意見が分かれていると表明した。
■米NY市外の州内一部地域、週末に経済再開の可能性=知事
米ニューヨーク州のクオモ知事は11日、州内の一部地域で今週末から経済活動を再開できる可能性があると述べた。同州の中・西部地域では2週間連続で新型コロナウイルス感染症の入院者数が減少し、大規模な検査が実施されるなど、経済再開に必要な7つの基準が満たされたとした。
■豪、コロナ抑制策解除で毎月94億豪ドル経済押し上げ=財務相
オーストラリアのフライデンバーグ財務相が12日に行う演説で、ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)などの多くの新型コロナウイルス感染拡大抑制措置が7月までに解除された後は、オーストラリア経済は毎月94億豪ドル(61億5000万米ドル)押し上げられるとの試算を示すことが分かった。
■米経済、年後半の成長は「緩慢で不均等」に=シカゴ連銀総裁
米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は11日、新型コロナウイルスによる打撃を受けた国内経済が年前半の急激な落ち込みを経て年後半は成長に転じるとの見方が「妥当」だが、回復のペースの回復は緩慢で業種によって異なる公算が大きいという考えを示した。
■イタリア、新型コロナ死者3.07万人 感染者数は伸び鈍化
イタリアで確認された新型コロナウイルス感染症による死者は11日に179人増え、累計3万0739人となった。前日の死者増加数は165人だった。イタリアは死者数で米国、英国に次いで世界3番目に多い国となっている。
■ロシア、封鎖措置を段階緩和へ 12日から地域状況に合わせ
ロシアのプーチン大統領は11日、新型コロナウイルス流行を受けたロックダウン(都市封鎖)を段階的に解除すると発表した。ただ、国内感染者は依然増加しており、イタリアを抜いて世界3番目になった。
■トランプ氏、州経済再開巡り民主党批判 「政治目的で遅い行動」
トランプ米大統領は11日、野党民主党が政治的な利益を得るために州経済の活動再開を遅らせていると批判した。主張を裏付ける確証は示さなかったが、11月3日の大統領選での再選を視野に入れた発言の可能性がある。
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