新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(20日現在)
■チリ政府、今年2%のマイナス成長を予想 大統領は経済再開約束
チリ予算局は17日、同国経済が今年2%のマイナス成長に落ち込むとともに、新型コロナウイルスの感染拡大に対応した景気対策により財政赤字は国内総生産(GDP)比で8%と、少なくとも1990年以来で最大になるとの見通しを示した。
■世界の大規模政府系ファンド、年初来の含み損は計670億ドル
世界の大規模政府系ファンド(SWF)の年初来の含み損が合わせて約670億ドルに上るとの試算が明らかになった。新型コロナウイルスの感染拡大で主要な保有資産の価値が低下したことが響いている。
■米政府、輸入関税支払い3カ月猶予 貿易摩擦の対象製品は適用外
米国のトランプ政権は19日、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けている輸入業者を支援するため、政府への輸入関税の支払いの3カ月繰り延べを認める方針を明らかにした。
■エアバス、新型コロナで仏工場労働者3000人を1カ月の一時帰休に
欧州の航空機大手エアバスは17日、新型コロナウイルス感染症流行を受けて、フランスの航空宇宙部門の労働者約3000人を20日から5月17日までの4週間、一時帰休させると発表した。政府の雇用支援スキームを利用する。
■ブラジル経済、第4四半期に回復へ=コロナの影響で中銀総裁
ブラジル中央銀行のカンポス・ネト総裁は18日、同国経済は2020年第4・四半期に新型コロナウイルスの影響から回復しはじめるとの予想を示した。
■エクアドル、国債利払い延期で債権者と合意 8月から再交渉
エクアドル財務省は17日、同国国債(約200億ドル相当)の利払いを8月まで遅らせることで、投資家らと合意したと発表した。原油価格急落と新型コロナウイルス感染拡大が国家財政を圧迫したことを受けた。
■独閣僚ら、新型コロナでホテル・飲食店向け支援拡大を示唆
ドイツ連立政権の複数の閣僚は19日までに、新型コロナウイルス危機で苦境に陥っている企業や消費者への支援拡大を示唆した。ホテルや飲食店に重点を置くほか、短期労働者向けの給付を視野に入れている。
■欧州結束へ「コロナ債」発行すべき─イタリア首相=独紙
イタリアのコンテ首相は、20日掲載予定の南ドイツ新聞のインタビュー記事で、新型コロナウイルス危機対応における欧州連合(EU)の結束を示すため、ユーロ圏共同債「コロナ債」を発行すべきとの考えをあらためて示した。
■新型コロナワクチン、英研究者が早期投入に向け生産準備
新型コロナウイルスのワクチンを開発している英オックスフォード大学の研究チームは17日、臨床試験で効果が確認されるか否かに関わらず、9月までに投入できるよう生産体制を整えていると明らかにした。
■北朝鮮、コロナ感染確認 3月の一般向け講演で=米政府系放送局
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)は17日夜、関係筋の話として、北朝鮮当局者が3月末に一般国民向けの講演で、新型コロナウイルスの感染者が国内で確認されたと述べていたと報じた。
■中小企業向け追加支援で議会の合意近い、20日に決着も=米大統領
トランプ米大統領は19日、新型コロナウイルスの感染拡大による打撃を受けている中小企業向けの追加支援で、議会が20日にも合意できるとの見方を示した。
■EXCLUSIVE-イケア、欧州店舗の5月の営業再開目指す
スウェーデン家具大手のイケアは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)と需要低迷で休業している欧州店舗の営業を5月に再開することを目指している。大半の店舗を所有するインカ・グループのジャスパー・ブローディン最高経営責任者(CEO)が明らかにした。
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