最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(20日現在)

2020年4月20日(月)18時40分

■ブラジル大統領が封鎖を攻撃、支持者の集会で

ブラジルのボルソナロ大統領は19日、集会に出席し、新型コロナウイルス感染拡大抑制策として行われているロックダウン(封鎖)を改めて攻撃した。

■新型コロナで欧州大陸の失業者倍増か=マッキンゼー

コンサルタント会社マッキンゼーは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、今後数カ月間で欧州連合(EU)域内の失業者が倍増し、最大5900万人分の職が恒久的に削減されるか、賃金・労働時間の削減のリスクにさらされるとの推計を示した。

■米ナスダック、6月末まで上場維持基準緩和をSECに申請

市場運営会社の米ナスダックは16日、店頭市場ナスダックの上場維持基準の一時的な緩和を米証券取引委員会(SEC)に申請した。新型コロナウイルス危機で株価と時価総額が最低要件を下回った企業が上場を維持できるようにする。

■米の新型コロナ検査体制、州の経済再開に十分=ペンス副大統領

ペンス米副大統領は19日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて各州が実施している外出制限などの措置について、感染者減少などの条件を満たす州が制限解除に着手するのに十分な検査が、全米で確保されているとの見解を示した。

■州への新型コロナ追加支援、審議中の法案には含まず=トランプ氏

トランプ米大統領は19日、新型コロナウイルス感染拡大を受けた州政府や地方自治体への追加支援に賛同するとしつつも、追加支援は与野党が審議中の法案には含まれず、その後の法案に持ち越されるとの考えを示した。

■EU機関、5000億ユーロ以上の追加拠出必要 景気回復に=ESM

ユーロ圏の救済基金である欧州安定メカニズム(ESM)の責任者、クラウス・レグリング氏は、新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ域内経済を回復させるには、欧州連合(EU)の機関が追加で5000億ユーロ以上を出す必要があるとの見方を示した。

■英国、急成長企業や革新的企業向け支援を発表 新型コロナ対応

英国のスナク財務相は20日、新型コロナウイルス感染拡大により打撃を受ける急成長企業や革新的企業を支援する新たなプログラムを発表した。

■韓国、教会などの集会制限を緩和へ 新型コロナ新規感染は減少傾向

韓国当局は19日、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐためのソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)政策の実施をさらに16日間延長する一方、教会での行事やスポーツイベントに対する制限を一部緩和する方針を示した。

■中小企業向け追加支援で議会の合意近い、20日に決着も=米大統領

トランプ米大統領は19日、新型コロナウイルスの感染拡大による打撃を受けている中小企業向けの追加支援で、議会が20日にも合意できるとの見方を示した。

■米銀大手は人員削減せず必要経費上積み、従業員と顧客を強く支援

米大手銀行は通常の景気後退局面では業績改善に向けて経費を圧縮するが、新型コロナウイルスが大流行している今は、むしろ必要経費を上積みしつつある。ほとんどの大手行は、従業員数も年内いっぱい大きく変動させない意向だ。

■トルコの新型コロナ感染者は8万6306人、欧米以外で最大

トルコのコジャ保健相は19日、同国で確認された新型コロナウイルス感染者数が8万6306人に達したことを明らかにした。欧米以外で最大となる。

■英国のロックダウン、解除はまだ検討していない=内閣府担当相

ゴーブ英内閣府担当相は19日、新型コロナウイルス流行を受けて約4週間前に導入したロックダウン(都市封鎖)について、今のところ解除を検討していないと述べた。死者の増加を「深く憂慮している」とした。


【関連記事】
・コロナ抗議デモ拡大、トランプが反抗をけしかけ「ミシガンを解放せよ」
・東京都、新型コロナウイルス新規感染102人確認 都内合計3184人に
・英オックスフォード大チームが新型コロナワクチン生産へ「9月までに100万回分のワクチン準備」
・シンガポール、新型コロナ感染1日で1426人と急増 寮住まいの外国人労働者間で拡大

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米バークシャー、24年は3年連続最高益 日本の商社

ワールド

トランプ氏、中国による戦略分野への投資を制限 CF

ワールド

ウクライナ資源譲渡、合意近い 援助分回収する=トラ

ビジネス

ECB預金金利、夏までに2%へ引き下げも=仏中銀総
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必死すぎる」「迷走中」
  • 4
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 5
    深夜の防犯カメラ写真に「幽霊の姿が!」と話題に...…
  • 6
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 9
    トランプが「マスクに主役を奪われて怒っている」...…
  • 10
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 4
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 10
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中