最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(30日現在)

2020年4月30日(木)19時14分

■トランプ氏、バイデン氏優勢示す世論調査は「信じない」

トランプ米大統領は29日、ロイターとのインタビューで、11月の米大統領選の民主党候補指名を確実にしたバイデン前副大統領が支持率で優勢となっている世論調査は信じないと述べた。

■新型コロナ対策でトランプ氏への信頼度低下=世論調査

28日に公表されたロイター/イプソスの世論調査では、新型コロナウイルス対策でトランプ米大統領に対する信頼度が低下していることが明らかになった。

■中国製造業PMI、4月は50.8に低下 輸出受注が大幅に減少

中国国家統計局が30日に発表した4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.8となり、3月の52.0から低下した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け世界経済の大半が休止状態に陥る中、輸出受注が大幅に減少。中国経済の本格回復にはまだ時間がかかりそうだ。

■米政府、コロナワクチン開発加速へ 年末までに1億人分=高官

米トランプ政権は、新型コロナウイルスのワクチン開発を加速させる計画で、2020年末までに1億人分のワクチンを用意することを目指している。政権高官が29日、匿名を条件に明らかにした。

■韓国、新型コロナの新たな国内感染なし 2月以降初めて

韓国疾病予防管理局(KCDC)は30日、国内で新たに新型コロナウイルスに感染した人は報告されなかったと発表した。新規国内感染者が出なかったのは2月以降で初めてとなる。

■EXCLUSIVE-中国、米大統領選で私を敗北させたい=トランプ氏

トランプ米大統領は29日、大統領執務室でロイターのインタビューに応じ、新型コロナウイルス感染拡大への中国の対応は同国が2020年の米大統領選で自身を敗北させるために「何でもやる」ことを示していると述べた。

■中国、1130億ドル規模の輸送プロジェクトを準備

中国交通運輸省は30日、すぐにでも開始できる輸送プロジェクトの投資総額が8000億元(1130億2000万ドル)に達していると表明した。景気対策の一環。財源が確保できているという。

■金正恩氏不在は世界の懸念要素、後継者問題がネック

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、常に世界を不安に陥れている。自らが姿を現す場合はもちろん、逆に公の場で確認できないという事態でもそれは全く同じだ。正恩氏については、心臓の具合が悪いことによる病気説や、こん睡状態説、死亡説などが飛び交っている。実際に病気であっても、あるいは健康に問題がなくても、正恩氏は後継者を決めていないので、今後国内で権力闘争が勃発する可能性がある。

■米国民の映画館離れ、コロナ後も継続か

あかりの消えた映画館が映し出すのは、近未来の光景かもしれない。新型コロナウイルスの感染拡大によってAMCエンターテインメントなどが運営する映画館が完全に閉鎖される以前から、映画館の入場者数は減る一方、ネットフリックスなどの配信サービスが台頭していた。AMCはこの流れに抵抗しているが、米国の映画館が再び満席になると想像するのは、サイレント映画のごとく過日のものなのかもしれない。

■ギリアドのコロナ新薬治験で肯定的な暫定結果、ファウチ所長「意義大きい」

米国立衛生研究所(NIH)傘下の国立アレルギー・感染症研究所は29日、ギリアド・サイエンシズの新型コロナウイルス感染症治療薬候補「レムデシビル」の臨床試験で、患者の回復が31%早まったとの暫定結果が得られたと明らかにした。

■スイスがコロナ規制をさらに緩和へ、大規模集会は8月まで禁止継続

スイス政府は29日、新型コロナウイルス感染拡大抑制のための規制を一段と緩和する方針を明らかにした。スポーツイベント、店舗、レストラン、博物館の再開が含まれるが、1000人以上の集会は8月まで禁止が継続されるという。


【関連記事】
・韓国そして中国でも「再陽性」増加 新型コロナウイルス、SARSにない未知の特性
・英、子供が炎症で死亡 川崎病と似た症状も、新型コロナウイルスとの関連調査へ
・東京都、新型コロナウイルス新規感染47人確認 都内合計4106人に
・ベルギーの死亡率が世界一高いといわれる理由、ポルトガルが低い理由.......

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 6
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 7
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 8
    メーガン妃が「アイデンティティ危機」に直面...「必…
  • 9
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 10
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 4
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 9
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 10
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中