ピエール瀧とK-POPアイドルBIGBANG V.Iに見る芸能人スキャンダルの自粛問題
韓国社会を揺るがす芸能人スキャンダル
さて、日本で人気俳優による事件が続いているなか、お隣りの韓国でも芸能界に衝撃が走っている。日本でも若い女性を中心に人気が高い韓国K-POPアイドル「BIGBANG」のメンバーV.I(韓国芸名スンリ)が巻き起こしたスキャンダル「バーニングサン事件」だ。
去年11月ソウルの高級繁華街カンナムにあるクラブ「バーニングサン」である暴行事件が起きた。これがきっかけとなり、この店で性暴行、性接待、麻薬販売、さらには警察との癒着などの黒い疑惑が立て続けに噴出。韓国社会を大きく揺るがすスキャンダルとなっている。
芸能活動と並行して事業家としてこのクラブの理事をしていたV.Iは、当初理事は退任済みだと発表していたが、その後このクラブに投資家を招き性接待をしていたことなどが発覚。その盗撮画像をSNSのグループチャットに投稿しており、スマホの画面キャプチャーも報道された。さらにこのSNSのグループチャットには歌手チョン・ジュニョンが投稿した強制性交の盗撮動画があり、参加していた韓国アイドルグループのメンバーも閲覧していたという。
一連の報道を受けてV.IはBIGBANGの所属事務所と契約を終了、自身のインスタグラムで芸能界引退を発表した。グループチャットに関係していたとされるチェ・ジョンフン(元FTISLANDメンバー)とヨン・ジュンヒョン(元Highlightメンバー)はグループを脱退。チョン・ジュニョンは芸能界引退を発表した。また、今月になってソウル地方警察庁広域捜査隊は、チョン・ジュニョンと交友のあった歌手ロイ・キムも参考人調査の日程を調整中だと発表している。