【写真特集】銃撃の被害者、それぞれの物語
2017年7月5日(水)18時40分
「あれは6歳の時だった。ユダヤ人の活動に参加した私の前にネオ・ナチのメンバーが立ちはだかった。」
<Josh Stepakoff>6歳の時、ユダヤ人コミュニティーの活動に参加した彼は、そこでネオ・ナチのメンバーに銃撃された。3人の子供を含む5人が撃たれた
「今になって分かるのは、周辺に私のような一般の市民がたくさんいたというのに、2人の警官は挙動不審の人物に何度も繰り返し発砲したということだ。」
<Sahar Khoshakhlagh>彼女が銃撃されたのは、ニューヨークの繁華街タイムズスクエアを、いとこと散歩していたときのこと。別の人物を追跡していた警官の流れ弾が彼女を襲った
「あの恐ろしい夜以来、事件現場に連れてきた女性は君が初めてだ。ここに来ると背筋がゾッとする。ナイル川みたいに血が流れるなかで私は内臓が腹の外に出ていかないよう押さえ付けていたんだ。」
<Albert Randle>給料の小切手を現金に換えた直後、至近距離からショットガンで腹部を狙撃された。それ以降、彼は2度の脳卒中を患い、現在は心臓移植手術の順番を待っている
<Taniya Cheatham>8歳の彼女は学校の教室にいたところを同級生から撃たれた。撃った男児は自宅で銃を見つけ、学校に持ってきたという
撮影:キャシー・ショア
米ニューヨーク生まれ。大学で写真と教育を学び、フリーランス・フォトグラファーとして活動している。本作は、新刊写真集『ショット...101サバイバー・オブ・ガン・バイオレンス・イン・アメリカ』からの抜粋
[2017年6月20日号掲載]
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