最新記事

フランス政治

下世話なメディアのマクロン夫人評

2017年5月10日(水)13時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

まるでフランス映画のようなスキャンダラスな馴れ初めは、冷やかしを込めて報じられることが多かった。しかし、マクロンの当選後は、ブリジットの若々しさを分析するメディアも出始めた。

イギリスのタブロイド紙デイリーメールは、専門家の見解を交えた記事の中で、筋肉質でスリムな体型と若々しい髪型で、年齢の出やすい顔、首、後ろ姿をカバーしていると指摘する。一方で、何らかの美容整形術を疑う声もあり、恐らくボトックス注射と顔のリフトアップ術を受けたとする専門家もいる。ちなみに、ブリジットはこれまで美容整形を受けたことは一切ないとしている。

【参考記事】パーフェクトな容姿に「変身」したイバンカ その品位はどこに?

年の差を肯定する報道も

米紙ニューヨーク・タイムズは、女性のほうがはるかに年上のカップルは普通のことだと強調。事実、過去には女優デミ・ムーアと俳優アシュトン・カッチャーは16歳差、マドンナは28歳年下のフランス人振付師のブラヒム・ザイバットと交際していた。映画監督のサム・テイラー=ジョンソンと2016年にゴールデングローブ賞に輝いた俳優アーロン・テイラー=ジョンソンは24歳の年の差カップルだ。

マッチングサイト「Match.com」に関わる、生物人類学者のヘレン・フィッシャーは同紙で「女性の経済力が強くなるにつれ、若い男性は同等かそれ以上の稼ぎと知性を女性に求めるようになる」と説明している。

ちなみに、男性と女性の立場が逆だがドナルド・トランプ米大統領とメラニア夫人も24歳の年の差婚で知られる。米デイリー・ビーストはいち早くこれに目を付け、対照的な2組のカップルの関係に言及。マクロンがトランプに嫌悪感を示しており、ブリジットもメラニアのことを嫌いだろうとみている。

マクロンとトランプは北大西洋条約機構(NATO)首脳会合に合わせて25日に初めての直接会談をする予定。協議の行方はもちろんだが、2国の大統領夫妻の関係からも目が離せなそうだ。

【参考記事】トランプの新たな個人攻撃、「ヒラリーは夫の不倫相手の人生を破壊した」

【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガリニューアル!
ご登録(無料)はこちらから=>>

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

シリア、アサド前政権支持派への軍事作戦終了と発表

ワールド

米政権、不法移民の「自主的な出国」アプリを立ち上げ

ワールド

HSBC、米国株の投資判断「中立」に引き下げ 欧州

ワールド

加オンタリオ州、米向け電力に25%の追加料金 トラ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
特集:日本人が知らない 世界の考古学ニュース33
2025年3月18日号(3/11発売)

3Dマッピング、レーダー探査......新しい技術が人類の深部を見せてくれる時代が来た

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は中国、2位はメキシコ、意外な3位は?
  • 2
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手」を知ってネット爆笑
  • 3
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 4
    ラオスで熱気球が「着陸に失敗」して木に衝突...絶望…
  • 5
    「中国の接触、米国の標的を避けたい」海運業界で「…
  • 6
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 7
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 8
    鳥類の肺に高濃度のマイクロプラスチック検出...ヒト…
  • 9
    「汚すぎる」...アカデミー賞の会場で「噛んでいたガ…
  • 10
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
  • 1
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 2
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやステータスではなく「負債」?
  • 3
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題に...「まさに庶民のマーサ・スチュアート!」
  • 4
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」…
  • 5
    アメリカで牛肉さらに値上がりか...原因はトランプ政…
  • 6
    イーロン・マスクの急所を突け!最大ダメージを与え…
  • 7
    「これがロシア人への復讐だ...」ウクライナ軍がHIMA…
  • 8
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない…
  • 9
    「浅い」主張ばかり...伊藤詩織の映画『Black Box Di…
  • 10
    うなり声をあげ、牙をむいて威嚇する犬...その「相手…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 9
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 10
    メーガン妃が「菓子袋を詰め替える」衝撃映像が話題…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中