下世話なメディアのマクロン夫人評
まるでフランス映画のようなスキャンダラスな馴れ初めは、冷やかしを込めて報じられることが多かった。しかし、マクロンの当選後は、ブリジットの若々しさを分析するメディアも出始めた。
イギリスのタブロイド紙デイリーメールは、専門家の見解を交えた記事の中で、筋肉質でスリムな体型と若々しい髪型で、年齢の出やすい顔、首、後ろ姿をカバーしていると指摘する。一方で、何らかの美容整形術を疑う声もあり、恐らくボトックス注射と顔のリフトアップ術を受けたとする専門家もいる。ちなみに、ブリジットはこれまで美容整形を受けたことは一切ないとしている。
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年の差を肯定する報道も
米紙ニューヨーク・タイムズは、女性のほうがはるかに年上のカップルは普通のことだと強調。事実、過去には女優デミ・ムーアと俳優アシュトン・カッチャーは16歳差、マドンナは28歳年下のフランス人振付師のブラヒム・ザイバットと交際していた。映画監督のサム・テイラー=ジョンソンと2016年にゴールデングローブ賞に輝いた俳優アーロン・テイラー=ジョンソンは24歳の年の差カップルだ。
マッチングサイト「Match.com」に関わる、生物人類学者のヘレン・フィッシャーは同紙で「女性の経済力が強くなるにつれ、若い男性は同等かそれ以上の稼ぎと知性を女性に求めるようになる」と説明している。
ちなみに、男性と女性の立場が逆だがドナルド・トランプ米大統領とメラニア夫人も24歳の年の差婚で知られる。米デイリー・ビーストはいち早くこれに目を付け、対照的な2組のカップルの関係に言及。マクロンがトランプに嫌悪感を示しており、ブリジットもメラニアのことを嫌いだろうとみている。
マクロンとトランプは北大西洋条約機構(NATO)首脳会合に合わせて25日に初めての直接会談をする予定。協議の行方はもちろんだが、2国の大統領夫妻の関係からも目が離せなそうだ。
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