米政権、不法移民の「自主的な出国」アプリを立ち上げ

トランプ米政権は10日、米国に不法滞在している移民が「自主的に出国」することを可能にする米税関・国境取締局(CBP)のアプリ「CBPホーム」を立ち上げた。写真は9日、国外退去命令を受けた移民グループ。パナマ・パナマシティで撮影(2025年 ロイター/Enea Lebrun)
Ted Hesson
[ワシントン 10日 ロイター] - トランプ米政権は10日、米国に不法滞在している移民が「自主的に出国」することを可能にする米税関・国境取締局(CBP)のアプリ「CBPホーム」を立ち上げた。
CBPによると、同アプリで「出国の意思」を示すことができるという。
ノーム国土安全保障省長官は、同アプリによって自主的に出国する選択肢が与えられ、そうすれば将来、合法的に米国に入国して「アメリカンドリーム」を実現する機会につながる可能性もあるとした。自主的に出国しなければ「強制的に国外に退去させられ、二度と戻ってこれない」と述べた。
米国土安全保障省は先月25日、連邦政府に登録していない不法移民に多額の罰金や禁錮刑を科す指令を出している。