最新記事

ヘルス

さようならダイエット、血糖値バランスを重視した食事法で老けないカラダを

2018年10月29日(月)16時15分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部


何よりも大きな発見は、人間の体は生物学的に「ダイエット」に向いていないこと。体は食べものを摂取するように設計されています。本物の空腹シグナルに反応し、食べたものから満足感とエネルギーを獲得できるように作られています。実際、私たちの体は健康を保つように設計され組み立てられているのです。(27ページ)

だが、栄養について知るよりも前に、知っておくべきことがある。それは「自分」だ。血糖値と栄養素を理解しただけでは、体をコントロールすることはできない。科学的な裏付けのある方法だと分かっていても続かないのは、結局、気持ちが続かないからだ。

だからレヴェクは、具体的な方法論に入る前に「あなたの『動機』は何か」と問いかける。なぜ痩せたいのか、なぜ健康になりたいのか、なぜ今の生活を変えたいのか。それが原動力に変わる。

平均寿命が80歳を超え、ほとんどの人が80歳以上まで生きるということは、90歳以上、100歳以上まで人生が続く人も今よりずっと増えることを意味する。だからこそ、サステイナブルな健康維持法を見つけることは、不摂生の自覚がある人に限らず、すべての人にとっての課題だろう。


『老けないカラダをつくるファビュラスな食事法』
 ケリー・レヴェク 著
 小坂恵理 訳
 CCCメディアハウス

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ウクライナ、中国企業3社を制裁リストに追加

ワールド

トランプ米大統領の優先事項「はっきりしてきた」=赤

ワールド

イスラエル、ガザで40カ所空爆 少なくとも30人死

ワールド

米がウクライナ和平仲介断念も 国務長官指摘 数日で
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 4

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 5

    ハン・ガンのノーベル文学賞受賞はなぜ革新的なのか?…

  • 1

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 2

    「どちらが王妃?」...カミラ王妃の妹が「そっくり過…

  • 3

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 4

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 5

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

  • 1

    アメリカ日本食ブームの立役者、ロッキー青木の財産…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    「どちらが王妃?」...カミラ王妃の妹が「そっくり過…

  • 4

    人肉食の被害者になる寸前に脱出した少年、14年ぶり…

  • 5

    「SNSで話題の足裏パッドで毒素は除去されない」と専…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:トランプショック

特集:トランプショック

2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?