トランプ米大統領の優先事項「はっきりしてきた」=赤沢再生相

4月18日、赤沢亮正経済再生相は、自民党本部のネット番組に出演し、トランプ米大統領との協議では「自分の言葉で語る内容とメモを見る内容があり、大統領の優先事項がはっきりしてきた」と指摘した。写真は羽田空港で18日撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
Yoshifumi Takemoto
[東京 18日 ロイター] - 日米関税交渉から帰国した赤沢亮正経済再生相は18日夜、自民党本部のネット番組に出演し、トランプ米大統領との協議では「自分の言葉で語る内容とメモを見る内容があり、大統領の優先事項がはっきりしてきた」と指摘した。
ベッセント財務長官とグリア米通商代表部(USTR)代表の印象については「親日家だが、大変手ごわい」とも指摘した。閣僚らはいずれも「交渉を決めるのはトランプ大統領だ」と強調していたという。
赤沢再生相は、交渉は日米双方の提示する政策パッケージが釣り合わないと合意できないとして、議論の詳細は公表を避けたが、「米側の何が最重要なのか、想定していたが触れられなかったことは何かなどが分かり、貴重な情報だ」と説明した。
今回の協議で合意された月内の第2回会談の時期については明言を避けた。国内の「担当省庁に宿題を投げている」とし、「想定より良い内容でないと交渉は動かない」とも述べた。