地域と環境をつなぐ挑戦「CO2実質ゼロ泊」とは?...エコ活動の先駆者・スーパーホテルの革新的取り組み
SUPER HOTEL Premier銀座
<2001年に環境ISO14001を取得、ホテル業界で唯一エコ・ファースト制度の認定を取得するなど、環境問題にいち早く取り組んできた業界のトップランナー、スーパーホテル。さらなる持続可能な社会を目指して取り組む、地域連携と環境負荷の低減とは?>
世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。
脱炭素に貢献しながら宿泊客にサステナブルな体験を提供する「CO2実質ゼロ泊」
環境大臣が「先進的、独自的でかつ波及効果のある事業活動」を行う企業を認定するエコ・ファースト制度において、ホテル業界で唯一この認定を受けているスーパーホテルは、温室効果ガス削減に向けた取り組みに注力している。
もともと、2010年から全店舗でカーボンオフセット付宿泊サービス「ECO泊」を採用し、これまで累計2000万泊12万トン以上のCO2を削減してきたが、2024年10月からはその進化版として「CO2実質ゼロ泊」をスタートさせた。
この取り組みは、宿泊客が滞在中に使用する電気をCO2フリー電力へ切り替え、水道とガスの使用分はカーボンオフセットするというもので、ホテル運営における環境負荷を最小限に抑えるとともに、宿泊客にサステナブルな宿泊体験を提供するという狙いがある。
さらに、宮崎県にあるスーパーホテル2店舗で発生したCO2に関しては、同県諸塚村地域が発行しているカーボンクレジットを購入しており、地域貢献と地球環境保全活動への貢献の両立を実現している。
「地球環境に貢献する取り組みのきっかけは、水俣市からの要請で2001年に取得した環境ISO14001です。環境への取り組みは『地域も人も元気にする』と信じ、ホテル業界の環境先駆者として業界全体の環境意識向上に貢献してきました」と述べるのは、経営品質本部 サステナビリティ推進室の迫田耕太郎氏だ。
地域と連携した新入社員研修の実施や、地域資源を活用したサービス・備品を採用
実際のところ、スーパーホテルは環境への貢献だけでなく、地域資源を活用した多様な取り組みも展開してきた。地域貢献の一環として、2地域と連携している。
岐阜県東白川村との連携では、10年以上にわたって新入社員研修として「グリーンツアー」を実施。母樹林公園や林業の現場へ足を運んで持続可能な森作りについて学んだり、現地の人々とのシンポジウムを開催するなどしている。
グリーンツアーでの学びや経験は、観光客誘致など東白川村の課題解決に向けた提案として東白川村に共有するなど、地域に還元されている。
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