「JO1」が考える環境問題とグループの未来...「海外も舞台にする僕たちだから環境意識を持ち続けたい」

We Know Everyone Must Act

2024年12月13日(金)19時33分
堤美佳子(ライター)、大橋希(本誌記者)

──昨年のCDを売らないCDショップは「環境に配慮した新しい試み」とポジティブな評価がありました。

河野 「CD GOODS」に付いている2次元バーコードを読み込むと曲が聴ける仕組みになっていて、僕の母も「これいいね」と言っていました(笑)。


川尻 そもそも今、家にCDを聴ける環境がある人は昔ほど多くはないと思うんですよ。「CDは買うけど、実際に音楽を聴くのはストリーミング配信で」という人が増えてきているんじゃないかな。

CDを作るときには大量のプラスチックや紙が必要だけど、その分を歯ブラシやトイレットペーパーなど日常で使えるグッズに変えてしまおうという考え方は面白いですよね。より身近に、曲の世界観を届けられた気もします。

一方で、僕たちのお仕事はCDの売上枚数で(人気が)測られる部分がどうしてもある。地球環境のためにもそういう風潮が徐々に変わっていって、業界にも変化が起きたらいいなと思います。

大平祥生 「NEWSmile」のような試みがもっとできないかなって考えますね。

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昨年夏の「NEWSmile」では、トイレットペーパーなど日用品で音楽を届ける試みが話題になった LAPONE ENTERTAINMENT (CD GOODS)

──何かいいアイデアはありますか。

木全 アクリルスタンドを折り紙にするのはどう? JAM(JO1のファンの呼称)が自分で折り紙を作るところから楽しむ。

大平 かわいい、かわいい。

豆原 折り紙スタンドかぁ。画期的ですね。

木全翔也

木全翔也(きまた しょうや)「アクリルスタンドを折り紙にするのはどう?」 PHOTOGRAPH BY ATSUKO TANAKA FOR NEWSWEEK JAPAN, BACKGROUND ILLUSTRATION: FATUHAH NURJANAH/ISTOCK

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