「美しい琵琶湖を未来に紡ぐ」美容業界からJINENが投じる水質改善対策への一手
自身の体調不良が開発のきっかけに、売上の一部は環境保全に寄付
JINEN代表の井本敏洋さんが「美しいびわ湖全身石けんシャンプー」を開発したのは、ドクターストップを受けるほどに体調を崩したことがきっかけだったという。
「体調を崩した原因は生活習慣の乱れやストレスで、全身アレルギーや円形脱毛症を発症しました。しばらくは発疹や喘息もひどく、まずは自分が美容師として働くためにオーガニック商品や刺激の少ない薬剤を扱い始め、シャンプーの開発につなげていきました」(井本さん)
JINENでは、「美しいびわ湖全身石けんシャンプー」の開発と同時に『美しいびわ湖石けんプロジェクト』を立ち上げ、シャンプーの売上の一部を琵琶湖の環境保全に取り組む「びわ湖の日基金」に寄付している。「シャンプーを使っていただくお客様も、間接的に琵琶湖の環境を守ることになります。プロジェクトを通じて、美容の側面からSDGsへの責任を果たしていきたいと思っています」と井本さんは話す。
化粧品等の水質汚染問題は、国際的に深刻な問題として捉えられている。JINENの取り組みは、世界共通の課題の解決に美容業界が貢献するためのヒントとなるのではないだろうか。

アマゾンに飛びます
2025年4月15日号(4月8日発売)は「トランプ関税大戦争」特集。同盟国も敵対国もお構いなし。トランプ版「ガイアツ」は世界恐慌を招くのか?
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら