SL Creations 「4Xミート」が起こす食品革命、業界最高レベルの安全性が食の「未来予想図」を描き出す
食品ロスなく美味しく食べられるよう、加工時の工夫やレシピの提案も
この「おいしさ」を高めるために、熟成をかけたり、脂身を最もおいしく感じる比率でトリミングするなど、加工時も工夫している。そして、加工後の味と鮮度を保つために急速冷凍。そのまま消費者の自宅まで届けることができるのが、宅配サービス事業を行う同社の強みと言えるだろう。
「1頭丸ごと商品化するため部位を指定しての購入はできませんが、使い慣れていない部位であっても『限りある資源を、無駄なく美味しく食べていただく』取り組みとして、お肉の試食会やさまざまな部位のレシピ提案も行っています」と、秋山氏。
安全性が高く、味の評価も高い上に、冷凍保存により使いたいときに使える利便性によって、フードロス削減につなげることができる。さらに、毎月決まった量が届くサブスクリプションサービスの形は、買いすぎや食べ過ぎを防ぐ効果があり、消費者の健康的な食生活もサポートしていると言えるだろう。
こうした取り組みは、2016年にアジアAMR(薬剤耐性)東京閣僚会議のレセプション用食材として採用されたり、2017年には食品産業の発展に著しく貢献した企業などを顕彰する食品産業技術功労賞を受賞するなど高く評価されている。
日本のみならず、食品の安全性への関心が世界的に高まる中では、安全性と味の評価において高水準な商品を提供する同社の取り組みは、さらに注目を集めることが予想される。安全で持続可能な未来の食品供給に向けて、4Xミートの果たす役割に期待が寄せられるだろう。
2025年2月11日号(2月4日発売)は「中国経済ピークアウト」特集。人類史上かつてない人口減で「アメリカ超え」に赤信号 [PLUS] DeepSeekの実力
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら