300年の時を超えて伝わる健康法の古典『養生訓』貝原益軒が教える病気の予防と健康長寿への道
【心は静かに、体は動かせ】
心はいつも静かにし、体はいつも動かすのがよい。
一日中座っていると病気になる。
長時間立ったままとか、歩きっぱなしもよくないが、長時間寝ていたり、座っていたりするのは最悪だ。
(巻第五 五官)
【養生は健康な胃腸から始まる】
人は食べたものを胃腸で消化し、栄養を全身に送って命を繋いでいる。
植物が土から養分を吸って成長するようなものだ。
だから養生を志す人は、まず胃腸の調子を整えることが欠かせない。
(巻第三 飲食上)
【食事は諸刃の剣】
食事は生活の中で最も大切なものであり、飲まず食わずでは半日ももたない。
けれども同時に、食への欲求は非常に強い。
気のおもむくままに食べたり飲んだりしたら必ず胃腸を壊し、病気になって命を落とす。
(巻第三 飲食上)
【脂っこいものを控え、肉は少しだけにせよ】
食事はあっさりした味つけにして、しつこくて脂っこいものは控えることだ。
生ものや冷えたもの、固いものを避け、吸い物は一品、おかずは一、二品にするとよい。
肉は一種類のみの一品とし、吸い物に肉を入れたら、おかずには肉を使わない。
肉は胃にもたれるため、たくさん食べてはならない。
(巻第三 飲食上)
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