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誰もがドン引きする「嫌われる話し方」 貴重な対面の機会を残念な結果にしない方法とは

2022年1月24日(月)16時13分
藤吉 豊(株式会社文道 代表取締役) *東洋経済オンラインからの転載

(2)笑顔で明るく挨拶する

つまらなさそうに挨拶をすると、反感を持たれることがあります。ハキハキと明るい声で挨拶をしましょう(笑顔が苦手な人は、口角を上げると表情がやわらかくなります)。

(3)相手の目を見て挨拶する

視線を外しながら挨拶をすると、相手は「私のことが嫌いなのかな」「無理やり挨拶をしているのかな」と不安になります。

(4)プラスのひと言をつけ足す

挨拶のあとにひと言(ワンフレーズ)プラスすると、会話が進みやすくなります。

「おはようございます」
  ↓(ひと言プラス)
「おはようございます。先日はご連絡をいただき、ありがとうございました」
 

「笑顔で、相手の目を見て、自分から挨拶する」のが基本です。

「ほどよい敬意」が人間関係の潤滑油

相手の立場や年齢の上下で、態度を変える人がいます。しかし、役職や肩書、年齢は上下関係を示すものではありません。また、プライベートにビジネス上の関係をそのまま持ち込むと、人によっては強い嫌悪感につながります。

親しい間柄であれば丁寧語を使う必要まではないかもしれませんが、それでも「お互いが敬意を持つ関係」を心がけましょう。

また、人は、強すぎる命令を嫌います。

とくに、年下の人や立場の違う人に依頼する際は、「命令」のニュアンスではなく「確認」になるように心がけましょう。

「おまえの考えも聞きたいから、メシに連れていってやるよ」
    ↓
「食事をしながら、話を聞かせてもらってもいいかな?」
「早くテーブルを片付けなさい」
   ↓
「そのテーブル、6時までに片付けてもらえる?」

確認や依頼の形であれば、相手は気持ちよく行動に移すことができます。

とくに年上の相手とのコミュニケーションにおいては、「丁寧さ」が大切です。

目上の人に対しては振る舞いだけでなく、言葉の選び方から丁寧にすることを心がけます。

たとえば、祖父母との会話では、どうすればいいのでしょうか。茶道家の塩月弥栄子さんの著書『上品な話し方』(光文社)にヒントがあります。

「『おじいちゃんがいるおかげで......』、『おばあちゃんにはまだまだ教えてもらうことがいっぱいあるの......』などと、"頼られている" 実感を伝え、元気づけてあげましょう」

「若い人には、熟年者特有の心の動きを見極め、対処する義務があります。その温かい対処は、熟年者の心に張りを持たせ、喜びをもって受け入れられるにちがいありません」

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