考えを「言語化する能力」を磨く秘訣は「聞く力」にあった...「相手の辞書を作る」意識で劇的な変化が
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J.K2507/Shutterstock
<「言語化」はビジネスにおいて重要な能力とされ、大きなブームとなっている。電通コピーライター荒木俊哉さんに聞く「言語化」能力の秘訣>
2024年12月、「三省堂 辞書を編む人が選ぶ『今年の新語2024』」の大賞に選ばれたワードは「言語化」でした。
言語化の力は、プレゼン、提案書作成、テキストコミュニケーションなど、幅広いビジネスシーンで求められます。自分や他者の考えを言語化する力を身につけたい方に最適な一冊が『こうやって頭のなかを言語化する。』(PHP研究所)です。
電通のコピーライターである著者の荒木俊哉さんは、実は言語化力の一歩は「聞く力」にあるといいます。その心は? 言語化力の高いチームづくりの秘訣もお聞きします。
(※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)
1000人以上の声をもとに結晶化された「言語化ノート術」
──荒木さんが本書を執筆されたきっかけは何でしたか。
きっかけは、前著『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』を出版した際に取材をしてくださった編集者から、2冊目を書かないかとお声がけいただいたことです。
前著を出した頃から、企業の社員教育として「言語化」をテーマに講演やセミナーをする機会が増えていて、受講者は1000人を超えました。その中で、前著でとりあげた「言語化の実践トレーニング」が難しかったという感想を聞きました。思いついたことをA4一枚のメモに書いていくトレーニングですが、最初になかなか問いを立てられないというのです。
『こうやって頭のなかを言語化する。』
著者:荒木俊哉
出版社:PHP研究所
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