自著をヒットさせてきたライターが語る「本を出したい」人が知っておきたいこと【出版業界】
磨くのは文章力ではなく、自分というコンテンツ
わかりやすくいうと、作家は「価値のある文章を書く人」で、著者は「価値のあるコンテンツを持っている人」。同じ本を出す人でも、まるで方法が違うのです。
もしあなたが、自分のビジネスや人生経験から得たコンテンツを本にしたいと思っているなら、そのために文章力を鍛える必要はありません。
むしろ、あなたしか持っていない情報や、あなただけが知る新しいものの見方を研ぎ澄ませるほうが重要です。そして、その情報やものの見方を、人に口頭で説明できる力のほうが重要です(もちろん、自分で書きたい人や書ける人は、自分で書いてもよいです。自分で書ける人は本を出せる可能性が高まりますし、今後さらにその傾向が強まるはずです)。
本を出すために何をすればよいのか
本を出すために、「文章を書くこと」は必須ではない。このことひとつとってもそうですが、作家以外の人が「本を出すために何をすればよいのか」、その実情はぼんやりとしていて、よくわからないことが多いと感じます。
小説家になるためには、まず小説を書かなくてはならないでしょう。新人賞を受賞したり、小説投稿サイトで評判を集めたりすればデビューできそうというイメージも、なんとなく湧きます。
でも、作家以外の人たちが本を出したいと思った場合は、はたして何から手をつければいいのでしょうか。
たとえば、
・そもそも誰が本の企画を考えているのか
・誰がOKすれば本が出るのか
・本を出せる人と出せない人は何が違うのか
・本が出るまでにはどんなプロセスがあり、どれくらい時間がかかるのか
・著者の仕事範囲はどこまでなのか
・印税はいくらもらえるのか
・売れる本と売れない本の違いは何なのか
・本が出たあとに、何をすればいいのか......etc.
この本では、これらの疑問に、できるだけ多くの例を紹介しながら答えたいと思っています。
本を出せば人生が変わる...という誤算
本を出すと何が変わり、何が変わらないのか具体的にイメージしにくいのが〝本を出すまで〞のプロセスですが、〝本を出してから〞のことも「想像していたのと違った」とよく言われます。
たとえば「本を出せば人生が劇的に変わる」と思っている人は多いです。たしかに、本を出して人生が劇的に変わることもあります。テレビの出演依頼がくるようになったり、講演のオファーが殺到したり。自分のスクールを立ち上げることになったり、自分がプロデュースした商品を販売できたり。
しかし、そういった劇的な変化があるのは「本を出して、その本が劇的に売れたとき」だけです。本を出しても、売れたり話題になったりしなければ、驚くほどの無風状態で、人生はぴくりとも動きません。これは本を出したことがある人から、よく聞く「誤算」です。
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