ネットフリックス作品により多くの「電気自動車」登場へ──GMとのパートナーシップ
シボレーのEV REUTERS/Rebecca Cook
ネットフリックスは米国時間2月3日、ゼネラルモーターズ(GM)とのパートナーシップのもと、より多くのEV(電気自動車)をドラマシリーズや映画といったオリジナルコンテンツに起用する方針を明かした。
両社はこのパートナーシップの第一弾として、米国時間2月12日開催のスーパーボウルでいくつかのCMを流す。その内容は、コメディ俳優のウィル・フェレルが『イカゲーム』や『アーミー・オブ・ザ・デッド』といったネットフリックス作品の世界に登場するというものだ。
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今後ネットフリックスは、映像クリエイターらに「いかにEVがストーリーを補完し、向上させることができるか」を伝えていくという。この先の1年間では、『ラブ・イズ・ブラインド ~外見なんて関係ない?!~』、『クィア・アイ』など、ネットフリックスの一部作品にGMのEVが登場予定。車種は「シボレー・ボルトEUV」、「GMCハマーEVピックアップ」、「キャデラック・リリック」などだ。
GMとのパートナーシップについて、ネットフリックスCMOのマリアン・リーは以下のように語った。
「ネットフリックスでは、文化に影響を与え、有意義な会話を喚起できるようなドラマシリーズや映画を制作しています。『ウェンズデイ』に触発されたTikTokのダンストレンドから、『ドント・ルック・アップ』による気候変動に関する深い議論まで、私たちはエンターテインメントが"ファンダム"を促進し、つながりを刺激することができることを理解しています。GMは自動車業界の文化的リーダー。私たちのドラマシリーズや映画でEVの存在感を高めることで、彼らの努力に協力できることを誇りに思っています」
一方、GMのCMOのデボラ・ウォールはこう話した。
「エンターテインメントは、文化に大きな影響を与えるものです。私たちは、ストリーミングサービスや映画館を通じてEVの存在感を高めいく。またEVの運転や所有の体験を盛り込んだストーリーテリングを通じて、EV文化を築いていきたいと考えています。ネットフリックスは、魅力的なストーリーテリング、サステナビリティへのコミットメント、文化的なトレンドを形成する会話の火付け役としての実績から、素晴らしいパートナーだと思います。私たちは、より良い、より持続可能な未来を創造するために団結し、すべての人にEVを届けられるようにしていきます」