最新記事

ビジネス

まずは「相手を統制する」という考えを手放そう...「やる気に満ちたチーム」の実現法

2022年9月15日(木)18時35分
flier編集部

第1段階は、無邪気で空気を読まない「子どものホールネス」です。赤ちゃんのように周囲を全く気にしない状態をイメージするといいでしょう。

第2段階は、空気を読めるようになるものの、場に合わせて本音をいえない「つながり志向」。いい人の仮面をかぶっている状態といえます。

第3段階は自己主導で場を統制していこうとする「コントロール志向」。いわば強がりの仮面をかぶった状態です。

第4段階は、多様性を尊重し、自己と他者を整合しようとする「個性志向」です。空気を読み、相手の立場を尊重しながら、自己の意見を伝えられる状態です。ここでは、コミュニケーションの技術がとても大切になります。

そして最後にたどり着くのが、自己の価値と他者の期待をきれいに調和できる、迷いのない自然体、いわば「大人のホールネス」です。生涯をかけて、人間が成長していく過程ともいえるでしょう。

flier_inv207C_1269_20220824101018.jpg

出典:「hintゼミの講義スライド ホールネスへの道」より

会社存続の危機に瀕して、偉人の言葉に救いを求めた

──斉藤さんが読んできた本のなかで、経営や組織運営において支えになった本を教えていただけますか。

最初の起業で、会社存続の危機に陥ったときに読んで救われた『7つの習慣』です。

当時は帰宅するのが深夜で、外界から遮断された屋根裏の部屋で『菜根譚』『老子』『貞観政要』『人を動かす』『般若心経』『夜と霧』『徳川家康』など、名著といわれている本を読みふけりました。当時は、学ぶというより、長く続いた資金難の苦しみから逃れたい一心でした。偉人の言葉に、救いを求めていたんです。

私は書籍を人生の師として生きてきたので、おすすめしたい本は山ほどありますが、もっともオーソドックスな名著として『7つの習慣』をピックアップしたいと思います。著者スティーブン・コヴィーからは、先ほどふれた「インサイド・アウト」や「関心の輪・影響の輪」などの考え方を学び、その後の人生に大きな影響を受けました。

リーダーへのおすすめでは、動機づけを体系化した自己決定理論を提唱するエドワード・デシの『人を伸ばす力』ですね。人間が本来もっている「自ら考え、学び、行動する意欲」をいかに活性化させるかを学べる一冊です。ミハイ・チクセントミハイの『フロー体験』、ピーター・センゲの『学習する組織』なども必読書といえます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY連銀総裁「金融政策はデータ次第」、政府巡る不確

ビジネス

米経済活動、小幅から緩やかに拡大 見通しは楽観的=

ワールド

イスラエルとハマス、ガザ停戦で合意 19日に発効

ビジネス

米CPI、インフレ圧力緩和継続を示唆=リッチモンド
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    ド派手な激突シーンが話題に...ロシアの偵察ドローンを「撃墜」し、ウクライナに貢献した「まさかの生物」とは?
  • 4
    韓国の与党も野党も「法の支配」と民主主義を軽視し…
  • 5
    【随時更新】韓国ユン大統領を拘束 高位公職者犯罪…
  • 6
    中国自動車、ガソリン車は大幅減なのにEV販売は4割増…
  • 7
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 8
    ロス山火事で崩壊の危機、どうなるアメリカの火災保険
  • 9
    「日本は中国より悪」──米クリフス、同業とUSスチ…
  • 10
    TikTokに代わりアメリカで1位に躍り出たアプリ「レ…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」
  • 4
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 5
    ロシア兵を「射殺」...相次ぐ北朝鮮兵の誤射 退却も…
  • 6
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「…
  • 7
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 8
    トランプさん、グリーンランドは地図ほど大きくない…
  • 9
    装甲車がロシア兵を轢く決定的瞬間...戦場での衝撃映…
  • 10
    古代エジプト人の愛した「媚薬」の正体
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中