- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- 同性婚を認めない事務官が、一時収監された経緯
同性婚を認めない事務官が、一時収監された経緯
(Q)ハッカビー候補などは、大統領になって最高裁判決をひっくり返したいのでしょうか?
(A)時代の流れ、そして最高裁判決の重みを考えると「判決をひっくり返す」のは不可能でしょう。では、どうしてデービス氏の支援をしたのかというと、あくまで宗教保守派として、仮にジェブ・ブッシュ候補のような「リベラル派」が大統領候補になった際に、保守派の票の取れる候補として「副大統領候補」に指名されることを狙っているのだと思われます。
(Q)彼女の目的は具体的に何なのですか?
(A)本当は、同性婚を妨害したいのでしょうが、それは不可能でしょう。ですから具体的には、担当官として「同性カップルの婚姻証明書」に自分のサインが残るのがイヤだということだと思います。裁判所は「部下の署名を妨害しないように」という命令を出しているのですが、これも、自分がイヤな場合は、部下(副事務官など)に署名させて「トラブルを起こさないように」という一種の妥協を促したということだと思います。
環境活動家のロバート・ケネディJr.は本当にマックを食べたのか? 2024.11.20
アメリカのZ世代はなぜトランプ支持に流れたのか 2024.11.13
第二次トランプ政権はどこへ向かうのか? 2024.11.07
日本の安倍政権と同様に、トランプを支えるのは生活に余裕がある「保守浮動票」 2024.10.30
米大統領選、最終盤に揺れ動く有権者の心理の行方は? 2024.10.23
大谷翔平効果か......ワールドシリーズのチケットが異常高騰 2024.10.16
米社会の移民「ペット食い」デマ拡散と、分断のメカニズム 2024.10.09