- HOME
- コラム
- プリンストン発 日本/アメリカ 新時代
- 同性婚を認めない事務官が、一時収監された経緯
同性婚を認めない事務官が、一時収監された経緯
(Q)ハッカビー候補などは、大統領になって最高裁判決をひっくり返したいのでしょうか?
(A)時代の流れ、そして最高裁判決の重みを考えると「判決をひっくり返す」のは不可能でしょう。では、どうしてデービス氏の支援をしたのかというと、あくまで宗教保守派として、仮にジェブ・ブッシュ候補のような「リベラル派」が大統領候補になった際に、保守派の票の取れる候補として「副大統領候補」に指名されることを狙っているのだと思われます。
(Q)彼女の目的は具体的に何なのですか?
(A)本当は、同性婚を妨害したいのでしょうが、それは不可能でしょう。ですから具体的には、担当官として「同性カップルの婚姻証明書」に自分のサインが残るのがイヤだということだと思います。裁判所は「部下の署名を妨害しないように」という命令を出しているのですが、これも、自分がイヤな場合は、部下(副事務官など)に署名させて「トラブルを起こさないように」という一種の妥協を促したということだと思います。
ニューヨーク市長をめぐる裏切りのドラマがリアルタイムで進行中 2025.02.19
トランプの政策に日本の現状を重ねて共感するのは、とんだお門違い 2025.02.12
石破首相は日米首脳会談でガザ難民受け入れ問題をスルーするべき 2025.02.06
「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由 2025.01.29
驚きの大統領就任演説、インフレ退治を約束したトランプ 2025.01.22
ロス山火事で崩壊の危機、どうなるアメリカの火災保険 2025.01.15
日鉄はUSスチール買収禁止に対して正々堂々、訴訟で勝負すればいい 2025.01.08