- HOME
- コラム
- パックンのちょっとマジメな話
- ジョンソン辞任、あるいはウソがもたらす予期せぬ奇跡…
ジョンソン辞任、あるいはウソがもたらす予期せぬ奇跡(パックン)
こんなジョークを言っていたならば、前科のことを知っていたに違いない。知っていながら幹部に任用した。痴漢行為は笑いごとだと思って気にしないんだ......。観ている人の多くはそういう結論にたどり着くだろう。
この起用もその後のウソも許されず、この件が首相交代の直接の原因となった。
振り返ると、ジョンソンは「大ウソ」というより「多ウソ」が特徴だった。どうでもいいウソも含めて、数を重ねて限界を目指すなか、痴漢関連の悪質なウソでやっと国民の堪忍袋の緒が切れたようだ。だが正直、そこまでの我慢もよくないと思う。最初の小さなウソも許してはいけない。ウソつきをメディアにも政界にも受け入れてはいけない。一個でも怒るべき。堪忍袋の緒はもっと切れやすい素材で作ってほしい。金魚すくいに使う網 のような感じがちょうどいいかも。
政策も大事だが、人格も大事。リーダーを決めるとき、キャラより正直さを優先していただきたい。僕も正直者になり、ジェイソン君にゴルフ場のお店の店員さんの孫さんのお気持ちをお伝えしますから! イギリス首相に選ばれたら......。
トランプを再び米大統領にするのは選挙戦を撤退したはずのケネディ? 2024.09.19
トランプがバイデンに与えてしまった「必殺技」...最高裁判決で無限の権力を手中に? 2024.08.06
討論会惨敗の米民主党がここから「仮病」で大統領選に勝つ方法 2024.07.01
謎のステルス増税「森林税」がやっぱり道理に合わない理由 2024.06.11
新生活の門出にパックンが贈る「ビーカーの尿、バイアグラ、厚切りジェイソン」の教訓 2024.04.04
日本で「外国人を見た目で判断する」ことの弊害が噴出中 2024.03.16