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安倍元首相銃撃事件で次の段階に進んだ「自爆テロ型犯罪」
最後に、長期的な対策である。
今でも、組織の中でデジタル化を主張する声がないわけではない。しかし実際、既得権益を守りたい保守層による同調圧力が強いため、デジタル化の声が黙殺されてしまっている。デジタル化は、既得権益を脅かすかもしれないからだ。
そこで、同調圧力の弱体化が必要になるが。そのルーツは4万年前にまで遡るので、そう簡単にはいかない。
同調圧力のルーツについては次の記事を参照されたい。
「犯罪率は低くても、閉鎖性と同調圧力が引き起こす悪事は絶えない日本」
しかし、長期的な視座に立って、「多様性」が日本社会で認められ、個性を前提にした「協調性」と、個性を封殺する「同調性」が混同されないことを目指すべきだろう。それが、社会安全と経済成長を両立させる唯一の道だからだ。
こうした視座から、安倍元首相銃撃事件についても、事件のトリガーを近視眼的に見る「虫の目」だけでなく、事件の意味を俯瞰的にとらえる「鳥の目」と歴史的にとらえる「魚の目」を合わせ持つことが大切であろう。
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