アマゾンついにリアル市場へ 日本での提携先を大胆予想 !
ファミリーマートのグループにはスーパーのユニーもあるので、アマゾンとしてはコンビニとスーパーの両方のリソースを手にすることができる。スーパーの店舗数は210店舗なので規模的にもちょうどよい。
ローソンはかつて業界2位だったが、新生ファミリーマートの誕生で3位に転落している。打開策が必要な状況となっており、戦略提携に対するニーズは高いとみてよいだろう。ローソンは高級スーパーである成城石井も傘下に収めており、この部分についても米国とイメージが重なる。
ただファミリーマートとローソンは大株主がそれぞれ伊藤忠商事と三菱商事という総合商社であり、最終的には彼らの判断にかかっている。小売店と商社は時に利益相反を起こす関係であることを考えると微妙な状況だ。
小売店としては最大手となるイオンはコンビニに力を入れていない。日本におけるポジションとしてはウォルマートに近いので、ある意味ではアマゾンの最大のライバルといってもよい。一般的に考えれば提携はあり得ないが、日本は縮小市場であり、イオンはかなりの危機感を持っている。ウルトラCのシナリオが飛び出してくる可能性もゼロではないだろう。
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