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メーガン妃とハリー王子、よくできたドラマのようなインタビュー?「彼は私を抱きしめてくれた」
そして、父のチャールズ皇太子と兄のウイリアム王子について、自分と同じように囚われていて、離れることができず、かわいそうだと思っていると話した(huge compassionと言っているので、とてつもなく大きい、思いやりをもった憐れみの感情を意味する)。
ハリー王子は祖母のことは温かく話すが、父親である将来の国王について聞かれると、すぐに痛みの表情が現れ、「たくさんの傷つくことがあった」と言っている。
夫妻は「できる限りの敬意を持って」イギリスを出国し、今まさに彼らが言っているようなことから王室を「守ろうとした」と述べた。
さらに、メーガンさんは、イギリスの暮らしで自殺願望があったと語った。「私はもう生きていたくなかった」「それはとてもはっきりしていて、リアルで恐ろしい、絶え間ない思考でした。そして、私は覚えています。彼がどうやって私を抱きしめてくれたか、私は覚えています」といって涙ぐんだ。
ハリー王子は「私たちを誇りに思います」と、メーガンさんは、二人の物語はどんなおとぎ話よりも大きいという。
母ダイアナさんのことで傷ついたハリー王子をメーガンさんは救い、人種問題で傷ついたメーガンさんをハリー王子は救ったという物語であるようだ。
他に自分たちを苦しめたメディアの話、結婚式での秘話なども語られた。
全体として、ドラマのように、非常に上手に組み立てられたインタビューであった。
※当記事はYahoo!ニュース 個人からの転載です。
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