最新記事
ウクライナ戦争

ミサイルで「次々に爆撃」される地上のロシア軍...ウクライナ軍F16の「攻撃性能」示す映像

Ukraine's F-16s Launch Ground Strikes on Russian Targets

2025年3月29日(土)18時56分
イザベル・バンブルーゲン、エフゲニー・ククリチェフ
ウクライナ軍F16戦闘機によるロシア軍への攻撃

Ali _Cobanoglu/Shutterstock

<ロシア領内やロシアがウクライナ国内で占領している地域で「1日に複数回の攻撃任務を実行している」とF16パイロット。実際の攻撃映像も公開された>

F16戦闘機を使用してロシアの標的を狙った対地攻撃を行っている――ウクライナ空軍が3月26日にこう発表した。公開された動画には、実際にF16によってロシア軍の拠点など地上の標的に爆撃を加える瞬間などが複数収められており、この戦闘機の高い能力が改めて示されていた。

■【動画】地上のロシア軍を、「正確な爆撃」で次々に爆撃...F16戦闘機による「攻撃の瞬間」映像

ウクライナ空軍はF16のパイロットへのインタビュー動画を公開。パイロットはこの中で、4年目に突入しているロシアとの戦争において、ウクライナ軍が西側諸国から供与を受けたF16をどのように使用しているかを語った。

今回の発表の数日前には、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキーが米国製のF16戦闘機を追加受領したことを明らかにしていた。ウクライナは限られた数のF16を保有しており、ウクライナ軍は2022年2月に始まったロシアによる本格侵攻から国を守る上でこれらのF16を最大限に活用している。

ウクライナ空軍は「ウクライナ軍のパイロットは西側諸国から供与された戦闘機を運用し、空中および地上の標的に対する戦闘任務で優れた成果を上げている」と発表した。26日に空軍が公開したインタビュー動画には実戦任務中のF16の映像も含まれており、地上にある標的への攻撃とみられる複数の場面も映し出されている。

ビジネス
栄養価の高い「どじょう」を休耕田で養殖し、来たるべき日本の食糧危機に立ち向かう
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ローマ教皇フランシスコ死去、88歳 初の中南米出身

ビジネス

IMF・世銀会合、「関税」一色に 二国間交渉が焦点

ワールド

イラン外相、22日に中国訪問 米国との核交渉巡り協

ビジネス

中国から米ボーイング機返送、2機目がグアム着=飛行
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプショック
特集:トランプショック
2025年4月22日号(4/15発売)

大規模関税発表の直後に90日間の猶予を宣言。世界経済を揺さぶるトランプの真意は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 2
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボランティアが、職員たちにもたらした「学び」
  • 3
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投稿した写真が「嫌な予感しかしない」と話題
  • 4
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 5
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 6
    遺物「青いコーラン」から未解明の文字を発見...ペー…
  • 7
    体を治癒させる「カーニボア(肉食)ダイエット」と…
  • 8
    ロシア軍、「大規模部隊による攻撃」に戦術転換...数…
  • 9
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 10
    トランプが「核保有国」北朝鮮に超音速爆撃機B1Bを展…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ? 1位は意外にも...!?
  • 2
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜け毛の予防にも役立つ可能性【最新研究】
  • 3
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 4
    しゃがんだ瞬間...「えっ全部見えてる?」ジムで遭遇…
  • 5
    あなたには「この印」ある? 特定の世代は「腕に同じ…
  • 6
    パニック発作の原因とは何か?...「あなたは病気では…
  • 7
    中国はアメリカとの貿易戦争に勝てない...理由はトラ…
  • 8
    【渡航注意】今のアメリカでうっかり捕まれば、裁判…
  • 9
    【クイズ】売上高が世界1位の「半導体ベンダー」はど…
  • 10
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 7
    「低炭水化物ダイエット」で豆類はNG...体重が増えな…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    「テスラ離れ」止まらず...「放火」続発のなか、手放…
  • 10
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中