中国「外資系企業の権利を常に保護」、テスラなど米企業と円卓会議

4月7日 中国商務省の凌激次官はテスラやGEヘルスケアを含む20社以上の米国企業と円卓会議(ラウンドテーブル)を開き、中国国内の外資系企業にいつでも保護を提供すると述べた。写真は米国と中国の国旗で、1月8日に撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[7日 ロイター] - 中国の凌激・商務次官兼国際貿易交渉副代表は北京で6日、テスラやGEヘルスケアを含む20社以上の米国企業と円卓会議(ラウンドテーブル)を行い、中国国内の外資系企業の権利を常に保護すると述べた。
中国はこれまでも、そしてこれからも「外国人投資家にとって理想的で安全かつ有望な投資先」だと語った。
トランプ米大統領が中国を含む世界各国との関税戦争をエスカレートさせているにもかかわらず、中国政府は米企業にペナルティーを科す計画がないことを示唆した形だ。
中国商務省が7日に出した発表文によると、凌氏は「法律に従って外資系企業の合法的な権利と利益を保護し、外資系企業の問題と要求の解決を積極的に推進する」と述べた。
「中国を含む全ての貿易相手国に対する関税の乱用は、ルールに基づく多国間貿易システムに深刻なダメージを与えている」と指摘。関税問題の根源は「米国にある」と付け加えた。