米アマゾン、150億ドル規模の倉庫拡張計画を検討=報道

4月9日、米アマゾン・ドット・コムは、米国の都市部や地方に約80の物流施設を新設するため、150億ドル規模の倉庫拡張計画を検討していると、ブルームバーグ・ニュースが関係者の話として報じた。写真はニューヨーク州スタテンアイランドの同社物流施設で2020年11月撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[9日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムは、米国の都市部や地方に約80の物流施設を新設するため、150億ドル規模の倉庫拡張計画を検討していると、ブルームバーグ・ニュースが関係者の話として9日に報じた。
それによると、アマゾンは資本パートナー候補に提案書の提出を求めているという。また、これらの施設は主に配送拠点となる見込みだが、一部にはロボットを備えた大規模なフルフィルメントセンターも含まれるという。
アマゾンによると、これらのプロジェクトは現在検討中で、最終決定に至っていない。アマゾンの広報担当者スティーブ・ケリー氏は「資本パートナーとのこのようなミーティングは日常的なもので、将来的なプロジェクトの可能性を検討する際の通常のデューデリジェンスプロセスの一環だ」と述べた。
ブルームバーグはまた、今月2日のトランプ米大統領による相互関税発表後にアマゾンが中国などアジア諸国で製造された複数の製品の注文をキャンセルしたと報じた。事前の通知がなかったことから業者は関税への対応とみているという。
アマゾンは、中国製品の注文キャンセルに関するロイターのコメント要請に応じていない。