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ヒトの直立二足歩行の謎をAI分析で解明 「骨格のプロポーション」が鍵に
この研究は、ヒトが進化の過程で過去にたどったことのみを解明しただけではありません。
たとえば、身長に対してお尻の幅が広いほど変形性関節炎や腰痛になる可能性が高い、身長に対して大腿骨が長いほど膝にトラブルを抱えやすいなど、関節のトラブルに関係する遺伝子の変異や骨格の特徴も突き止められました。
現在は「人生100年時代」とも言われます。関節炎は「高齢者の寝たきり」につながるなど、QOL(クオリティオブライフ)を大きく左右します。人類の700万年の進化と、個人の健康に関する知見が1つの研究で明らかにされるのが科学研究の興味深いところですね。
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