ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々
在日ミャンマー人の方たちと日本の地方活性を考える
おはようございます。
ヤンゴン生活10年目、ミャンマーエンターテインメントプロデューサーの新町です。
最近は日本語学習センターの校長先生もやっております。
エンタメと、教育と、支援と色んなジャンルを飛び越えながらもミャンマーと日本を盛り上げて元気になっていくような活動をしていきたいと思っています。
さて、今回は日本の地域活性にミャンマーをどのように絡めていくと良いのかというような考察を長らくお世話になっている「ミャンマーの民主化を応援する信州の会」の皆さんと共に行ってきた活動などを紹介しつつお伝えしていきたいと思っています。
意外にこういった活動は都市部より地方の方が盛り上がる角度が高いなと結論付けています。
本題の前にお知らせです。
本編にも出てくるのですが、この「ミャンマー民主化を支援する信州の会」が発行するニュースが私の活動も含めてとても素敵にまとめてくれていますので是非一度読んでいただければと思います。
ミャンマー民主化を支援する信州の会 ニュース
ちょくちょく聞く事ですが「地方から日本を盛り上げる」というのはこういう事なのかなと感じています。
それでは本題です。
これまでにも何度か「ミャンマー民主化を支援する信州の会」については私の連載でも取り上げてきました(沢山あるのでよければ遡って探してみてください)
ミャンマー軍事クーデターが起こった2021年の7月に結成された市民団体です。
私はその立ち上げ準備の勉強会からご縁があり参加することになりました。
ここヤンゴンからオンラインで何度も情報提供や提言を行いました。
そして昨年の7月には第2回の総会で初めてリアルで会の皆さんにお会いする事ができ講演をさせていただいたという経緯があります。
私は常日頃「支援する側にもちゃんとプラスが無いと楽しく続かない」という事を意識しています。
どちらか一方だけが常に大きな負担を背負うという事だけではいつかその支援自体が終わってしまうというのは古今東西の支援活動の宿命みたいなものだと思っています。
そのことも踏まえ、これまで信州の会から何度か行われたミャンマーへの支援に関しても、例えば長野の商品を買って送るなど少しでも地域活性に繋がるようなミャンマー支援にした方が良いというような提案をさせていただき、実際にそれに応えてもらう形でのミャンマー支援などが行われてきました。
昨年にはミャンマー交流フェスタ in 信州というのが行われ、恐らく長野で初の規模でミャンマーの方々と地元や他県から参加された日本人の交流の場が出来ました。
初めての事なので開催、運営に辺り大変苦労されたようでしたが、長野県内の沢山のミャンマー人の方が参加され、非常に有意義な会になったようです。
今年2024年もより良い形で開催を目指す事が運営委員会で決まりました。
先日、この運営委員会で聞いたのですが、長野県に住む在日ミャンマー人の人数はこの1年で倍以上に増えたそうです。
2022年から2023年の一年で在日ミャンマー人は2万人以上増え、今ではアメリカを抜いて日本にいる外国人の中で第8位になっています。
全国的にミャンマー人の存在感が増していっているところですが、長野でも今後その存在は大きくなっていくと予想されます。
私は今後、様々日本にいる外国人の中でミャンマー人の人気もうなぎのぼりに上がっていくと予想しています、それはひいき目を差し引いてもそうだと思います。
そうなってくると、観光では無く住む場所としてミャンマー人に選ばれる街という事も非常に重要になってくるのだと思います。
やはり最初はどうしても都心部や有名な街がある県に移住してくるミャンマー人の人が多いとは思いますが、今後はしばらく住んでみて、日本の中でミャンマーの人々が住みよいところはどこなのか?という話になってくると予想しています。
そういった時にはいち早くミャンマーの人々の為に動いていた街が強くなっていくでしょう。
日本のどこかに全国区で有名になるミャンマータウンが出来る日もそう遠くないのではと期待しているところです。
全ての外国人に優しくするというのは言葉だけは美しいですが、実際は現実的ではありません。
外国人と一括りにするのではなく特定の国の人たちと深く理解を深めて共存していくのが結果近道になるとも思います。
今後、ミャンマーの人たちと仲良くしていくことによって発展していく地方というのが必ずできてくると確信しています。
少しでもそのスピードが早まるように私も色々と協力させていただこうと鼻息荒くしていますので、興味のある方は是非ともご連絡をください。
何ができるかわかりませんが、私なりに精一杯対応していこうと思っています。
色々とお声がけいただけると大喜びで協力致します。
沢山のご縁をいただける事をお待ちしています。
人材不足を補う為のミャンマー人誘致というのはあくまで入り口にしないといけないと思います。
でなければ5年先、10年先には更に発展途上の国からの人材を呼び続けなければいけないという無間地獄しか待っていません。
この機を逃さず、縁が深くなっているミャンマーの人々とこれから日本で共に何を作っていくかがカギになると意識していきましょう。
私はエンタメでコツコツと、その内どでかく派手にやっていきたいと目論んでおりますのでそういった事にも期待して応援いただけると幸いです。
まだまだ大変な事だらけのミャンマーと私の活動ですが(本当に)
引き続き応援をよろしくお願い致します。
それでは、また明日。
著者プロフィール
- 新町智哉
映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。
Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
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