ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々
祝100回突破‼ミャンマー言いたい砲台ラヂオ【ヤンゴン放送局】
おはようございます!
ミャンマー最大都市ヤンゴンより新町がお送りします。
ようやく、ようやく雨期が明けたでしょうか?
今年は去年より雨期明けのお祭り『ダディンジュ』の祝日が2週間ほど遅かったのですが、それでもまだ雨が降るといういつもより長い雨期でした。
ようやく雨期も明けた感じがありますこれからミャンマーは旅行で言えばハイシーズンになります。
本来なら日本を含め海外からの方を沢山お出迎えしたいところではありますが、アメリカを含め先進国は軒並みミャンマーの危険レベルを今世界の注目の的となってしまっているパレスチナガザ地区と同じ最大の4に設定していますのでそういう訳にもいかないでしょう。
そんな中日本はミャンマーをレベル2に設定しています。
これは世界でも例をみない特殊な状況です。
とまあ冒頭から飛ばし気味にお伝えしてきましたが、今回のタイトルにある
ミャンマー言いたい砲台ラヂオ【ヤンゴン放送局】
とは約2年前に始めた配信の名前です。
名前の通り言いたい事を砲台となってぶっ放す番組となっております。
誰に頼まれた訳でもない放送をひっそりと続けてきた訳ですが、毎週1回の放送がついに100回を超えたので今回はそのことについてお伝えしていこうと思います。
本題の前に一つお知らせです。
本題でもお伝えするのですが、このラヂオ100回記念企画で有料記事を書きました。
ご支援いただいたモノは番組を盛り上げる何かに使っていきたいと思います。
MC二人がエッセイを書いているので是非ご購入いただけたらと思います。
せっかくなのでMC石川さんが書いている冒頭部分(それなりのボリュームがあります)を無料で公開していますので是非お読みください。
更に冒頭の部分を少しだけこちらでも公開致します。
100回記念エッセイ
「僕とミャンマー」
石川 航
はじめに
さて、今回は100回記念エッセイということなので、普段の放送後記とは少し違う雰囲気で書いていきたい。
です・ます調ではなく、である調に変えているのは、なんとなく格式高いエッセイっぽい感じを演出するためである。
高飛車な感じが出てしまっては、自分でも嫌なのだが、御免被りたい。
さて、今回の記念エッセイのタイトルは「僕とミャンマー」とした。
我ながらボヤっとしたタイトルだが、いい題名が思いつかなかったのだから、仕方がない。
ただ、この文章を読んでいるのは、「言いたい砲台」というラヂオの理念に共感しわざわざお金を出してくださった皆様のはずである。
そんな篤志家の方々に対して、中身までボヤっとしたエッセイでは申し訳ない。
というわけで、ここでは普段なかなか話さないような、「ここだけ」のエピソードを書きたい放題させていただこうかな、と思っている。
とは言え、誰かの悪口を山のように書いたりと、爆弾発言を投下する気はない。
今回、僕がテーマにするのは、自分とミャンマーとを結ぶ現地の友人たちである。
僕はミャンマーの友人たちが大好きだ。
正直に言うと、僕は文化や歴史を愛するミャンマーマニアというわけではなくて、彼らがいるおかげで今もミャンマーと関わり続けている面が大きい。
授業で習ったというサザエさんの歌を大声で歌っていたNL君(大学生)や、ファミリーマートで仮面ライダーのミニチュアを棚買いしていたAM君(大学生)や...。
絶対に大丈夫じゃない場面に遭遇しても、「ヤバデー、ヤバデー(ミャンマー語で、大丈夫)」と不敵な笑みを浮かべて連呼する彼らと話していると、大抵の悩みなど小さなものに思えてくるのだ。
だから今日は、そんな僕の大切な友人たちについて、書いてみようと思う。
3人の友人とのエピソードを気ままに紹介していくので、その中から僕がどのような背景や想いを持って活動を続けているのか、少しだけ感じ取っていただければ幸いである。
その前にまずは、ミャンマーでクーデターが起きた2021年2月1日直後の話をしていこう。
この後noteでは更に無料公開が続いています。
更に有料部分では踏み込んだ話をしております。
後半では私もエッセイを書かせていただいています。
WORLD VOICEでの連載とも違う私の文章なども読んでいただけたら幸いです。
それでは本題です。
そもそも何故このような放送を始めたのかということなどはこちらの記事に書いてますので、そちらを読んでいただければと思います。
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/shimmachi/2023/09/post-124.php
今回は100回を超え今後番組としてどんなところを目指すのか?
そしてそこから見えてくる私のミャンマーへの考えなどをお伝え出来ればと思っています。
この放送を始めた時から至上命題は決まっていて、それは100回を超えた今でも変わりません。
それはズバリ「続ける事」です。
派手な事や目立つことが出来るのであればそれはそれでやりたい事でもあるのですが、それがこの命題の「続ける事」に影響してしまうのであればやらない方が良いと考えています。
それこそ現在はパレスチナ、イスラエル問題へ世間の注目が集まっている事でしょう。
ウクライナ、ロシア問題もミャンマーの問題より遥かに関心が高い事だということが紛れもない事実です。
そんな時ではありますが、いやそんな時だからこそ世間の大きなニュースからはミャンマーの事が少なくなっていても、私たちだけはずっと変わらずミャンマーの事での発信を続けていっている存在でありたいと思います。
そして、そのように認識してくれる人を1人でも増やしていけたらなと思います。
1人でも多くの支持者を増やしていくためにこの100回というのは一つの区切りになると考えています。
ここまで毎週、誰から頼まれた訳でもお金が発生している訳でもなく続けてきた私たちですから、これからも続けていくんだろうな、これからも続けていく気でいるんだろうなと覆っていただけていると思います。
今はまだ「知る人ぞ知る番組」以上の存在ではありません。
ですが、プロではないにしろプロの気概を持って、そしてその上で無理なく続けていけるようにと考えて毎週やっています。
今後はこれをいかに「もっと大きな説得力、影響力」を手に入れる為に動けるかがポイントになってくると思っています。
その為のキッカケとなる企画になると良いなと考えておりますので、こちらも是非よろしくお願いします。
因みにですが、この番組は例えミャンマーが今の苦境を乗り越え本当の民主化を手に入れても終わりではありません。
むしろそこからが本当の始まりだと思っています。
私はジャーナリストではなくエンターテイナーなのでそこからは私の本分本領を全力で発揮して発信していきたいと思っています。
いつかエンタメ中心の放送になる日を夢見て、次回も頑張って発信していきたいと思っています。
ミャンマー言いたい砲台ラヂオ【ヤンゴン放送局】毎週水曜日、21時より放送しております。
検索して探してみてください。
本日はこの辺で。
それでは、また明日。
著者プロフィール
- 新町智哉
映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。
Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
note:https://note.com/tomoyaan