ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々
ミャンマーにおけるエンタメ支援の緊急性を考察する
皆さんこんにちは。
ミャンタメプロデューサー新町がお送りします。
今回もクラウドファンディングに関係するエンタメ支援の緊急性とは?というお話です。
様々な支援の中でもエンタメ支援にも緊急性があると私は考えています。
本題の前にお知らせです。
6月15日午前10時より日本最大級のオンラインサロンを運営するCHIMNEY TOWNのクラウドファンディング「PICTURE BOOK」にてプロジェクトを立ち上げます。
是非とも応援よろしくお願いします!
シェア拡散だけでも大歓迎です。
ご支援いただける方はPICTURE BOOKのアカウントを作ってお待ちください。
それでは本題です。
以前にも私は『途上国におけるエンターテインメントの重要性』という記事を書いています。
お時間ある方は是非こちらも合わせて読んでいただきたいのですが、簡単にまとめると。
衣食住そろってこそのエンターテインメントだという事は重々理解した上でそれを超えるエンタメ需要を私はミャンマーで体験したという事を言っています。
今回は更に深掘りしたいと思います。
結論を先に言うと、エンタメ支援の緊急性は食料支援や医療支援程ではありません。
当たり前の事を当たり前に言っているだけなのですが、ずっと食べなければ死んでしまうし、怪我をしたとき、病気の時に薬が無ければ死んでしまう事もあります。
ですが、人間は僕らが思っている以上にエンタメを優先する時があります。
それは先ほど紹介した記事の中でも出てきますが、一つ想像してみてください。
あなたが突然たった1人で無人島に放り出されて生きていかなくてはいけなくなったとします。
何とか衣食住を揃える事ができました。
しかし、これから生きていく上で充分かどうかはわかりません。
では、そんなちゃんと生きていけるか不安な生活をしている時だからといって生活の中にまったくエンタメを抜いて生きていくでしょうか?
生きていけるでしょうか?
私の場合ですが、ここぞとばかりにこれまで覚えた歌を暇があれば歌うだろうと思います。
もし、紙と書くものがあれば(もしくは作り出してでも)曲を作って残そうとしたりすると思います。
逆に、このような極限状態に追い込まれた状態で全てのエンタメ要素が無くなってしまえばどうなるでしょうか?
1人で歌う事すら出来ない状態のまま過酷な生活を強いられたら。
まず間違いなく精神に異常をきたすとだろうことは想像に難くないのではないでしょうか?
ミャンマーの現状は厳しい。
非常に厳しい状態です。
しかし、ただ食べものさえあれば、医療品があれば、着るものがあって住むところがあれば何とかなるという事ではないと思います。
私はフラワー&バナナという活動をしています。
今日食べる物にも困っているだろう子供はそれでも様々な事に興味津々です。
身近に接してみてそれをひしひしと感じています。
あの子達にはエンタメが必要です。
私には難しい事は正直わかりません。
大きな事も今の私には想像することくらいしかできません。
しかし、一歩家を出れば私のようなちっぽけな一個人でも出来そうな事が沢山ありました。
今回はその一歩を沢山の日本の人たちと共有できたらという試みです。
小さな小さな一歩は今これを読んでいるあなたを含め沢山の人たちへ届ける準備ができました。
これがどこまで広がっていくのか、全くわかりません。
大した支援も
ですが、どれだけ小さな結果に終わったとしても、あの日周りを気にして何もしなかった自分よりは何百倍もマシな未来です。
ボンヤリと描いていた自分らしい支援。
誰にでも出来る事なのに肝心の自分がやってこなかった支援。
これならばと思い描いた自分だけの支援が今一つの答えを出そうとしています。
様々な支援は全て大事です。
きっとこのエンタメ支援もミャンマーに必要であり、緊急性のあるものだと信じています。
皆さん引き続き応援よろしくお願いします。
それではまた。
著者プロフィール
- 新町智哉
映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。
Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
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