ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々
2022年9月のミャンマーヤンゴンでの街の様子を率直に
皆さんこんにちは。
ミャンマーエンターテインメントプロデューサー新町です。
ヤンゴンの雨期はもう終わったのかなぁと思っていた最近ですが、今また雨が降り出しました。
例年10月の中頃までが雨期という感じなのですが、今年はもう少し早く終わりそうなイメージです。
そんなヤンゴンから今月は今の街の様子、そして今後の私の活動についてなどをお伝えしていこうかなと思います。
いつも通り月一集中連載です。
お付き合いください。
今日の本題に入る前に一つお知らせです。
毎週火曜日、21時(ミャンマー時間18:30)より、clubhouse、FBにて配信しています。
その名も「ミャンマー言いたい砲台ラヂオ」
先日は44回目を迎えました。
毎週ミャンマーに縁がある2人の日本人がミャンマーについてあれやこれやと言いたい放題な番組となっています。
是非一度聴いてみてください。
それでは本題です。
久しぶりに少し遠出して出かけました。
遠出と言ってもヤンゴン市内ですが、自転車移動なので1時間程かけて目的地へ行くというちょっとした旅路でした。
もはや毎日渋滞だった頃の記憶もあやふやになってきた感がありますが、当時は平日のこの時間はもっと車が走っていたように思います。
ガソリン高騰や治安悪化など様々な事が要因だとは思います。
以前程、街の様子を撮影するのに妙なプレッシャーは感じませんでしたが、それでもあまり堂々と撮影するというのは危険かなと思います。
勿論大きなカメラで街中を撮影している人は皆無です。
少し郊外まで足を延ばして出かけたのですが、雰囲気としては落ち着いた感じがしました。
しかしこの辺りの地域でも夜になると軍が出張ってきたりして人々が不当に拘束されたりという事案がしょっちゅうあるようです。
ミャンマー全土の中でもヤンゴンはまだ平穏な方だとは思いますが、それでもやはり不穏な空気を感じずにはいられません。
この日は太陽電池を取り扱っている店舗をいくつか回ってみました。
結果、専門店と言っても自分が期待していた程沢山の種類の商品があるという感じではありませんでした。
基本的にはお店はちょっとした展示する場所で、正式な注文をした後に具体的な商品が出てくるといった感じなのかなという印象でした。
日本とは違って長年停電が当たり前のミャンマーでは太陽電池を様々なレベルで使用します。
簡易な電球から家全ての電力を賄う為の大掛かりなシステムまで幅広く対応している感じでした。
とは言えワンストップで揃うというところはまだあまりないのか?
今後ももう少し調べていきたいと思います。
今後長期的なプランではあるのですが、停電対策としてのソーラーエネルギーという事ではなく、地方の無電地域などのエネルギー対策としての太陽電池がしっかりとしたビジネスになっていかないかなと考えています。
確か最初は去年の4月くらいに思いついたのですが、
「無電地域で売電事業」
とかできたら面白いなと(笑)
まだまだ中二のたわごとレベルの事業計画ではありますが、儲かるとか、絶対うまくいくとかではなく「面白くて誰かのためになる」という視点でエンターテイナーらしく進めていけたらと思います。
こちらの事業に関してはまた改めてお伝えしていければなと思います。
市内の方に戻ってくるタイミングでちょうど学校が終わるタイミングだったようで大通りの両側に沢山送迎の為の車が停めてあり、少し渋滞しているところに出くわしました。
現状ミャンマーでの学校の問題や教育に関しての問題など様々あるようですが、このように普通に学校が開かれているところもあるんだなと思いました。
全てが止っている訳でも全てが動いている訳でもない、そんな複雑なミャンマーです。
ミャンマー最大級のショッピングモール
「ミャンマープラザ」も覗いてみました。
事件が合った後に客が激変した時から比べるとそれなりにお客さんはいるなという印象ではありますが、1回の展示場などで沢山お店が出ている割にはそんなに盛り上がっていないようでした。
土日祝日に行くとまた違うのかもしれません。
今回の遠出で以外だったのが、家を出てから帰るまで4時間弱でしたが、一度も軍の姿を見かけなかった事です。
これは本当にこの一日だけという事や、たまたま自分が観なかっただけという可能性も大いにあるとは思いますが、検問などがあり、外国人でも調べられるというような事もありうると思っていた自分としては少し拍子抜けしてしまったところが正直なところです。
しかし、逆に考えると今ミャンマー全土で様々な軍の残虐行為が行われている中、ヤンゴンだけがまるで台風の目かのように静かになっているところにえも知れない不気味さを感じます。
これが考えられた上での軍の施策なのか、自然発生的にそうなっているだけなのか。
国民の中で分断が起こっているのかどうかはわかりませんが、分断を起こそうとしているのだろうなというのは伝え聞く情報とヤンゴンの状況とのギャップで感じているところです。
明日以降の投稿でその辺りの違和感について私がミャンマー人の友人などと話して感じた事や、今後行おうとしているビジネスやエンタメに関しての事などをもう少し深堀していきたいと思います。
それではまた明日。
著者プロフィール
- 新町智哉
映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。
Twitter:@tomoyangon
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