World Voice

ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々

新町智哉|ミャンマー

長野で行われたミャンマーシンポジウムで講演とパネラーをした話

皆さんこんにちは。
先日5カ月ぶりに散髪に行きました。
そんなに切ってなかったのかと思う程でしたがさすがに髪が乾くまでの時間も長くなり面倒だなという事で散髪屋に向かいます。
1000チャット(65円くらい)のローカル店でやってきました。
早い!
安い!
上手くはない!!!
の三拍子のお店でしたが、とにかく短くしてこれから更に暑くなっていくミャンマーを涼しく過ごしていきたいと思います。

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今回は1月22日に開かれた「ミャンマーの民主化を支援する信州の会」主催
「国軍クーデターの衝撃から1年~ミャンマーに平和と自由を」と銘打たれたシンポジウムに参加した件についてお話したいと思います。

その前にお知らせです。

私が現在大々大激推し中のクラウドファウンディング
「ヤンゴンかるたプロジェクト」の支援金が241万8千5百円を突破しました(刻んでいきます)
既に100%を突破してプロジェクト自体は動き出しています。
現在はネクストゴールを設定してさらなる飛躍を目指して突き進んでいます。
プロジェクトリーダーはなんと16歳の女子高生!
若い人たちの挑戦と活躍を見届けてください!

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もう一つ、
私と日本ミャンマーミMIRAI創造会(JMFCA)石川さんとで毎週火曜日21時よりclubhouseで配信している「ミャンマー言いたい砲台ラヂオ」が本日めでたく10回目を迎えます。
二人で地味に始めた配信ではありますが、毎週ミャンマーの情報アップデートやその時気になったミャンマートピックについてそしてたまにミャンマー縁のゲストなどをお迎えしながらお届けする1時間番組です。
是非チェックしてみてください。

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今回はYouTubeと二元放送を行います。
clubhouseが無い方もこちらで聴く事ができますので是非ご参加ください。
コメントなどもお待ちしています。

番組のオリジナルテーマソングです。
合わせてチェックしていただけると幸いです。

それでは本題に入ります。

長野市生涯学習センターをメイン会場にオンラインと併用で行われたシンポジウムに参加させていただきました。
主催の「ミャンマーの民主化を支援する信州の会」は昨年の7月に立ち上がった団体です。
長野の県議の方々や市議の方々などが事務局に名を連ね、代表は善光寺の若麻績敏隆・白蓮坊住職が務めて下さっています。

長野出身の方がミャンマーの方と結婚をしそこから色んな縁を紡いでこの団体ができたそうです。
私もその夫婦とのご縁で会が立ち上がる準備段階からこの運動に参加させていただきました。
日本の地方からいかにしてミャンマーの支援をするかというところで私のエンタメ脳とビジネス脳をフル回転させて持続可能な方法などを何度も話し合いをしながら進めてきています。

そもそもミャンマーに関心がある日本人はまだまだ少ない。
この現実から目を背けず、しかしながら大きな可能性を持っている魅力あるミャンマーをどう伝えていくか、そして日本とミャンマーがどれだけ縁深い国同士なのかということなど様々アプローチでやっていきたいと私より遥かに人生の先輩たちに交じりながらいつも意見を繰り出しているところです。

これまで何度か勉強会、報告会をして認知を広げたりお互いの連帯意識を高めたりというような会をやってきたのですが、今回はシンポジウムという形での開催でした。
長野市議会議員・布目裕喜雄のブログで非常にわかりやすくまとめていただいているのでそちらも合わせてご覧いただけたらと思います。

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今回のシンポジウムで何と私は講演(30分程ですが)とパネルディスカッションのパネラーというのを仰せつったのです。
私に出来る事なら何でも協力しますというスタンスだったので依頼をいただいた時にも二つ返事で答えたのですが、
そもそもこのような公式な場でやるのは初めてだなと後で気付きました。

あまり深く考えずに準備も進めていたので直前まで緊張することはありませんでしたが、講演の為の資料作りや、改めてパネルディスカッションの為の準備などをしながら大役をいただいているなとひしひしと感じるところでした。
現地からのリポートというのはやはり遠く離れた日本の人には貴重な事だと思いますが、そんな中でも一人の日本人がミャンマーとの縁を繋ごうともがきながらも奮闘している事が伝わったのであれば嬉しいなと思います。

会は凄く充実していたと思います。
何よりも80名を超える参加者の方々に色んな事をお伝えできたり情報交換をしたりというところで私自身も勉強になる事もありましたし、沢山元気をもらいました。
今後はいかに効果的に効率的に、活動していくかが今年のカギになるという事を皆さんと共有できたと思います。

私の具体的なアイデアとして去年からずっと推しているものがあるのですが、今回もそれを最後に激推しして私の話は締めました。
皆さん、実は長野県、高野豆腐の生産が日本一というのをご存知でしょうか?
私は何故か中学生の一時期異様に高野豆腐にハマってた時期があります。

独特の触感と甘辛い味の高野豆腐が大好きでした。
乾燥した高野豆腐は保存食にも最適、更に栄養価も高いということなので、ミャンマーへの食料支援物資としては最高じゃないかと。

その土地の特産物を送る事でミャンマーの支援だけでなく地域活性にも繋がる活動はどうかと提言を続けさせていました。
支援というのは全てを自己犠牲の上にだけ成り立たせてしまうといつか必ず無理が生じて続けられなくなってしまいます。

ミャンマーと共に日本で関わっている全ての人の生活にプラスになるようなそんな活動にしていきたいというのをテーマとしてお話させていただきました。

ミャンマーを本当の民主化国へもっていくための道のりは果てしないです。
改めてその大変さを今痛感していますし、一朝一夕で出来る事ではないのはこの一年で本当に思い知りました。

だからこそ、大変な思いをしながらそれを支援してくださる全ての人が幸せになる方向で活動を考えていかないといけない思っています。
ジャーナリストではなく、政治家でもなくエンターテイナーです。
一国の紛争が起こった時、エンタメから事態を打開するのに私はあまりに力不足でした、そのエンターテインメントの限界も感じました。
しかし、そんな私だからこそ出来る事も沢山あると信じています。

不謹慎と言われようが、現実的ではないと言われようが、私は私なりのアプローチで今後も楽しくエンタメでミャンマーと関わっていく道を探していきたいと思います。
その為に、ビジネスも支援も全力でやっていく所存です。

なんだか所信表明みたいになってしまいましたが、今日はこの辺で。
引き続き楽しくて素敵なミャンマーに関心をよせていただければ幸いです。

それではまた明日。

 

Profile

著者プロフィール
新町智哉

映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。

Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
note:https://note.com/tomoyaan

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