ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々
「ミャンマーアカデミー賞」で見えた芸能人と一般人の距離感
みなさんこんにちは。
ミャンマーのエンターテイナー新町です。
World Voiceのお話をいただき、今こそミャンマーの素晴らしさやここでのエンターテイメントの可能性を沢山の方に知って欲しいという想いから、毎日書かせていただきたいという無理をお願いしてしまいました。
少しでも皆さんには楽しく、有益なミャンマーの事がお伝えできればと思い、どこまで続けれるかはわかりませんが、当分毎日投稿を続けたいとは思っています。
昨日や、一昨日の投稿をまだ読まれていない方はそちらも読んでいただけると幸いです。
また、最初の投稿ではこれまで私がやってきた活動などについてのダイジェストを載せさせていただきました。
勿論その詳細などについてもこれから書いていきたいとは思いますが、どのような順番になるかはまだ未定です。
時系列で過去から追っていこうかなとも思っていますが、この機会に読者の皆さんの要望やその時の時節に合う形で過去の活動の紹介もしていけたらと思っていますので、必ずしも順番通りという訳ではありません、もし「この話を早くして欲しい」などのご要望がありましたら、そちらもコメントなどしていただける嬉しいです。
私からの一方的な発信ではなく、双方向でやりとりできるとより良い場になると考えていますので、どうかよろしくお願い致します。
さて、それではミャンマーアカデミー賞です。
ミャンマーでの賞関係の中でも一際華やかで注目の集まるイベントだと思います。
今回紹介するのは私が初めて観覧に行かせていただいた2016年4月のお話です。
この時は2014年度と2015年度の分の2年分という形でした。
何故2年分まとめてだったのかはよくわかりませんが、大人の事情だったのだろうと納得した記憶があります。
ミャンマーアカデミー賞はミャンマー映画協会が行う一年で最も大きなイベントだと思います。
ミャンマーに住むようになって、この国の芸能界の右も左もわからない状態ではありましたが、スタッフの紹介により、映画協会の役員の方とお話しする機会をいただき、その方のご助力もあって俳優養成所を設立したりという活動をしていました。
実はその時お世話になった方は役員の中でも最年長の方で(もうすぐ90歳になります)
俳優→監督を経て後進の育成などにも力を入れている方でした。
文化大学などで教鞭を振るう傍ら、弊社の養成所の講師を引き受けてくれたり、果ては超低予算で作り上げた短編映画にも出演くださるという超恩人の方なのです。
その方の紹介はまたいずれじっくり時間をかけてしたいと思っているのですが、何と、このミャンマーアカデミー賞の審査員もされているという事で、思いっきりそのコネで観覧券をゲットさせていただきました(笑)
因みにミャンマーでもやはりコネ、大事です。
芸能界の方でも......
まあ色々大人の事情があります。
さて、そんなこんなで会の様子などを写真と共に振り返っていきたいと思います。
さて、ここから会場に来ていたモデルさんなどの芸能人の方や、今回受賞された方なんかとの写真を出していくわけですが、私は役員の先生に観覧チケットを用意していただいた身ではありますが、当日はその先生も一緒では無く(通訳さんと行きました)VIP待遇で入れたわけでもなんでもないんですが、そのように写真を撮ってもらう事が可能でした。
そもそもなんですが、ミャンマーの芸能人の方は非常に気さくな方が多く、そしてマネージャーが近くにいて
「ちょっと写真とか困ります。」
みたいな事もありません。
何ならマネージャーさんがシャッター押してくれたりします(笑)
芸能界の成熟度がそうさせるのか、ミャンマーの人の国民性なのか、一般人の方も結構オラオラ遠慮せず行きます。
それはもう街で見かけたらワンチャン「お茶でもどう?」くらいの勢いだと思います。
その辺りも含めてご覧になっていただければと思います。
あと、先に謝っておきますが、私自身未だにそんなに芸能人の方に詳しくないのでザックリの紹介具合になるのをお許しください。
クリエイト専門なのでと言い訳しときます(笑)
我らがネートーはミャンマー人なら誰もが知っている芸能人です。
数々作品に出演している彼が今回主演男優賞を取るのかどうかというのは今年のハイライトだったようで、受賞が発表された瞬間はこの日一番の盛り上がりをみせていました。
瞬間視聴率も最高潮を示した事だと思われます(未確認)
いかがだったでしょうか?
今回ご紹介したのがもはや5年前という事に時の流れの早さに若干驚愕しています。
当時はまだ自分たちの体制で映画を作るというような発想は持てていなかった現状ではありましたが、いつかは自分も表彰される側に回らないといけないと強く思ったのを思い出します。
浅はかな夢と自分でもこの時は思いましたが、少しずつでも夢を叶える為、今もあがいているところです。
いつかミャンマーで作る大きな映画でこういった場に立てるよう頑張りたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた明日。
著者プロフィール
- 新町智哉
映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。
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