ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々
そもそも何故ミャンマーに?
みなさん今晩は。
ミャンマーではこれを書き始めた今は、夜の8時頃になります。
日本とミャンマーは2時間半という時差があります。
日本の方が早い形ですね。
「2時間半?半ってなんだ?」
というのが最初私の感想でした。
時差って30分単位であるんだと感心したものです。
昨日より投稿を開始させていただいたこのブログです。
ご覧になっている皆さんは、ミャンマーに興味を持ってくださっている方や、東南アジアに興味を持ってくださっている方々なのかなと想像しますが、
そもそもそれを書いている私という人間がどういう人物なのかというのが一番気になるところではないかなと思っています。
私としてはよりミャンマーのこと、そしてミャンマーで作るエンターテインメントのことを知っていただきたいという想いがあります。
その為にも情報を発信している私自身をまず知っていただくことが大事だと思い、連日投稿をさせていただいているところです。
とはいえ、延々と私自身の考えばかり書いていっても読んでいる皆さんも大変だとは思うので、先日取り上げた、これまでやってきたことの具体的な話やそこに至るまでの話し。
そしてそういった過去にやってきた活動が今にどういう形で繋がっているかなどをお伝えしていければなと思っていますので、どうかお付き合いいただけると嬉しいです。
昨日の投稿をまだ読まれていない方は是非そちらを読んでから今日の投稿を読んでいただければと思います。
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/shimmachi/2021/04/post-1.php
今日のタイトル
「そもそも何故ミャンマーに?」
ミャンマーでの話をする上でやはり1番か2番目に多い質問です。
そして、ここまでミャンマーミャンマーと噛みそうなくらい言っている私ではありますが、実はミャンマーとの関わりというと、住んでいる期間は勿論ですが、それまではそんなに深い理解があった訳ではありません。
例えば、私はミャンマーに来る前は東京の新宿区に住んでいたのですが、同じ新宿区にある高田馬場という地域がリトルヤンゴンと呼ばれるようなミャンマーの人が沢山いる場所だとは全くしりませんでした。
ミャンマーに住むようになってから日本とミャンマーの関わりや歴史など、知った事は山ほどあります。
ミャンマーに関わる方で割と多いのが色んな国での生活を経験されている方です。
そういう方々は他の国とミャンマーとの違いなどにも言及されていて勉強になるなと思います。
私はミャンマーが初海外生活であり、その他の国は旅行などで少しいった程度で実際は全く知りません。
そんな私がミャンマーにこれだけ長く、深く関わると言うのも不思議な縁ですね。
今から8年程前、海外での事業展開を目指し、資金はもとより、人的投資をするべき国はどこかなどを仲間内で探している時期がありました。
そして、実は最終候補はガーナとミャンマーだったのです。
私はガーナへは視察には行っていないのですが、行った仲間によると
「まだ自分たちが行くには早すぎる」
という結論でした。
私たちの規模ではまだガーナという国での事業展開は厳しいだろうという風に考えた訳です。
ですのでもしここで
「よし、ガーナだ!」
ってなってたら今頃私はガーナでカカオを作っていたかもしれません。
(チョコレートが好きなので)
そう、その頃はまだ海外でエンタメをやるという体制ではありませんでした。
始めてミャンマーに来たのは2013年の11月。
後で知ってビックリしたのですが、この時滞在したホテルは後に自分が住む家の凄く近くでした。
その時はヤンゴンの街中をみたり、日本から沢山の企業が進出する予定のティラワ経済特区などを観に行ったのを覚えています。
何が、と一言では決して表わせないのですが、凄くこの国には可能性を感じました。
それにしても他国で住んだ経験もなく、そもそも海外移住などを求めていた訳でもない私が「この国でなら面白い事が出来そう」と感じたのは本当にタダの勘だったと思います。
この時もまだエンタメで一旗上げてやると息巻いていた訳ではありません。
勿論そういう事にも可能性があるとは感じたのですが、何かもっと根源的な勢いみたいなものを感じたんだと思います。
これは後にこの地に住むようになって何故そんな風に感じたのかに繋がるような不思議な話があるので、それはまた別の機会にお話しできればと思います。
そこから色々と悩んだ結果、当時の仲間に
「何が出来るかわからないけど、ミャンマーに行きたいと思う」
と伝えました。
この時点でも具体的に何をするかは決まっていません。
我ながら無茶苦茶だなとは思いますが、絶対の勝算みたいなものは無くても何とかなるという変な確信めいたものはあったのかもしれません。
すぐにでも、とは思いましたが、実際は仕事や身の回りの整理などかなり時間がかかってしまい、初めての視察から9か月後、私は再びミャンマーの地に降り立ち今日に至るようになりました。
いかがでしょうか?
恐らくこれだけでは何故ミャンマーに?という問いの答えにはなっていないなと我ながら思いました。
ですが、ミャンマーが好きで暮らしている人の中には同じように感じている人も多いのではないでしょうか?
勿論、ビジネス的に言うと資源が豊富であったり、土地が豊だったり、人が優秀で素敵な人が多かったりと良いところは色々あるのですが、何故ここで住んでまで何かをしたいと思ったかは住み始めた当初もまだまだハッキリとはわかっていませんでした。
それでも自信を持ってお伝えする事ができます。
ミャンマーは面白い国だと。
「面白いと思ったモノには人はお金を出すよね?だからそれがエンターテインメントビジネスになるんだよ」
これは私がよく会議でミャンマー人スタッフに言ってた事です。
ミャンマーで作る面白いものをビジネスにしていく。
それが私のやりたいことであり、この国にいる意味だと思い、あれやこれやと今日も可能性を広げるべく考え続けています。
当分毎日投稿を続けていこうと思っています。
よろしければお付き合いください。
それではまた明日。
著者プロフィール
- 新町智哉
映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。
Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
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