スタートアップ超大国 インド~ベンガルールからの現地ブログ~
ベンガルールにおける日本食材調達についての備忘録
かなりべたべたな内容ではありますが、たまにはということで。
1.ECを活用した日本食材の調達
今までは日本食材の調達=タイ、マレーシア、シンガポール等での買い出し、日本からのハンドキャリー、会社による物資支給制度が主流だったように記憶していますが、インドでも食材や調味料の調達が容易になった印象を受けます。
例えば、こちらのMaindishというECサービスですが、インド主要都市をカバーできており、品ぞろえも豊富です。
関税の影響で日本で買うよりかは少し割高ですが、国外で日本食を料理できるのなら、って感じです。
[参考リンク] https://www.maindish.in/ja/
JETROが実施したインタビューでも、意外にインド人での利用者も多いとのことで興味深いです。
[参考リンク] https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2021/6baf76504edfdea1.html
2.デリバリーサービスでも調達できる日本食
これも体感レベルの枠を超えないですが、ベンガルールでもCOVID19前と比べてデリバリーでも日本食(寿司等)を食べる機会が増えたような気がします。
例えば、Daily Sushiは前は店舗でも食べることができましたが、COVID前後でゴーストキッチンも増やして市内なら広いレンジで配送してくれるようになりました。
[参考リンク] https://www.zomato.com/bangalore/daily-sushi-whitefield-bangalore
そして、こちらのSAIKO Sushi Houseも店舗ではなく、デリバリー特化になっており、時間は少しかかりますが、手軽に日本食を楽しむことができます。
[参考リンク] https://www.zomato.com/bangalore/saiko-sushi-house-btm-bangalore
3.その他のECサービス
日本食に限らず、いわゆるノンベジ(魚、牛、鳥、羊)を食べたい!となったら、こちらの3サービスを見て在庫や種類に応じて楽しむことが可能です。
3-1.Licious(リシャス):生肉EC系では業界大手となります。梱包もしっかりしているので、安心安全です。
[参考リンク] https://www.licious.in/
3-2.Freshtohome:生肉EC系では古い部類に入り、種類も豊富です。個人的にはヒマラヤニジマスを安定供給できるので頻繁に活用しています。
[参考リンク] https://www.freshtohome.com/
3-3.Meatigo:輸入の肉がメインですが、すき焼きすることができる薄い牛肉が手に入ったときは感動しました。
[参考リンク] https://meatigo.com/
あとは、Dunzoとかのデリバリー代行サービスでも指定した店舗でノンベジ食材を購買することができるので、調達の幅は広がるかと。
Dunzoでも、牛、豚、魚と多岐にわたるラインナップでデリバリーが可能です。
[参考リンク] https://www.dunzo.com/bangalore
*これらのサービスを使う際の注意点としては、インド国内で発行された銀行口座に紐づいたデビットカードでしか使えませんというケース=国際クレジットカードが使えないという点が挙げられます。
[実際に買ってみたFreshtohome]
梱包もしっかりビニールされており、早めに調理すれば安全に食べることができそうでした。
(インド、ベンガルールにて筆者撮影)
こんな感じで日本食材調達についてのまとめでしたが、次は和食レストランについても触れてみます。
著者プロフィール
- 永田賢
Sagri Bengaluru Private Limited, Chief Strategy Officer。 大学卒業後、保険会社、人材系ベンチャー、実家の介護事業とキャリアを重ね、2017年7月に、海外でのタフなキャリアパスを求めてYusen Logistics India Pvt. Ltdのベンガルール支店に現地採用社員として着任。 現地での日系企業営業の傍ら、ベンガルールを中心としたスタートアップに魅せられ独自にネットワークを構築。2019年4月から日系アグリテックのSAgri株式会社インド法人立ち上げに参画、2度目のベンガルール赴任中。
Linkedin: https://www.linkedin.com/in/satoshi-nagata-42177948/