ダイバーシティ先進国ベルギーから観る欧州 LGBTQI 事情
LGBT親善大使、今年のミスターゲイベルギー代表が決定!
ミスターゲイ日本コンテストも2年前から開始
そして、実は日本でも2008年に ミスターゲイジャパン コンテスト @mrgayjapan が初めて開催され、当時東京で高校教師をしていた SHOGO さんが初代日本代表に輝いている(現在はオーストラリアに移住し、同じく教員をしている)。社会的マイノリティ全般に関する情報発信をしているウェブメディア「soar(ソアー)」のインタビュー記事「"カミングアウトすること"だけが正解じゃない。先生をしながらミスター・ゲイ・ジャパンとして活動するSHOGOさん」の中で、自らゲイと自覚した経験、ミスターゲイジャパンへの応募の経緯、ミスターゲイジャパンとしての活動や本業の教師として学校や地域でのLGBTQ+への理解促進への抱負を語っている。
今年のミスターゲイジャパンコンテストは2月中旬からインスタグラムでファイナリストへのパブリック投票を経て4月上旬に開催予定だったが、コロナウイルス感染拡大により延期となっていて、現時点でまだ新日程は発表されていない。
これから代表に選ばれるミスターゲイ日本には、最近取り沙汰されている政治家の差別発言や、停滞する同性婚の議論など、LGBTQ+を取り巻く環境では先行するベルギー代表とは比べ物にならないくらい国内に多くの課題を背負っているが、世界大会での各国代表たちとの交流を通じて、日本のLGBTQ+当事者のための有意義な活動に取り組んでもらいたいし、陰ながら応援したい。
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*LGBTは知っているけれども LGBTQI って何?と仰る方は、下記記事の最後に詳しく説明しているので
併せてお読み下さいませ。
「コロナ禍でゲイタウンもひっそりと」
「同性婚導入17年経過のベルギー、新婚の40組に1組は同性同士」
著者プロフィール
- ひきりん
ブリュッセル在住ライター。1997年ドイツに渡り海外生活スタート、女性との同棲生活中にゲイであることを自覚、カミングアウトの末に3年間の関係にピリオドを打つ。一旦帰国するも10ヶ月足らずでベルギーへ。2011年に現在の相方と出逢い、15年シビル・ユニオンを経て、18年に同性婚し夫夫(ふうふ)生活を営み中。
ブログ:ヨーロッパ発 日欧ミドルGAYカップルのツレ連れ日記
Twitter:@hiquirin