世界最大の氷山、サウスジョージア島沖で座礁...生態系への影響は？

世界最大の氷山がついに座礁　UK MOD Crown copyright/Cover Ima via Reuters Connect

＜世界最大の氷山とされる「A23a」が、南大西洋の南ジョージア島沖で座礁したとみられる。この氷山は数十年にわたり漂流を続けていたが、今回の座礁が地元の生態系や海洋環境に及ぼす影響が懸念されている＞

世界最大の氷山が座礁し、今後崩壊を始める可能性があると、英国南極調査局（BAS）の科学者らが発表した。

「A23a」と名付けられたこの氷山は、南極周辺のサウスジョージア島付近で停止しているように見える。陸地から約90キロメートル（56マイル）の地点に位置している

この氷山の重量は約1兆トンに及び、面積はロンドン大都市圏の2倍に相当する。

この氷山は、温暖な海水や波、潮の影響で時間とともに崩壊し、小さな氷塊となって海へ溶けていくと考えられている。