
現代の科挙といわれる中国の大学入試「高考」に挑む学生たち(2024年6月、重慶市) COSTFOTOーNURPHOTOーREUTERS
<世界を驚かせた「中国産」ディープシーク(DeepSeek)。その原動力は、理系人材の豊富さ、教育熱、そして知的エリートの帰還だ。アメリカが追い出してしまった「イノベーションの源泉」とは?>
中国のAI(人工知能)はアメリカを追い抜いたのか。最新AI「ディープシーク」がもたらしたショックは巨大だ。
米オープンAIが高水準の推論能力を持つAI「o1(オーワン)」を発表したのは昨年9月のこと。今年1月に発表されたディープシークの「R1」は、それとほぼ同等の性能を持つ。
つまり、アメリカのアドバンテージはたった4カ月しかないことになる。
いや、開発・運用コストの安さを考えれば既に追い付かれたのではないか。先端半導体の対中輸出禁止は無駄だったのか。中国AIの台頭を抑止する手段はないのか......。ディープシークをきっかけに多くの議論が交わされている。
中国では「アメリカに目にものを見せてやった」と無邪気に喜ぶ声が多い一方で、ちょっと偏った見方も浮上している。それは「アメリカに留学した中国人を、祖国に残った中国人が打ち破った」というものだ。
オープンAI、メタ、グーグルなど米テック企業を支えているのは中国人エンジニアである。アメリカの外国人留学生のうち、約4分の1が中国人。国別でインドに次ぐ2位となっていることを考えれば、それも当然だ。
清華大学や北京大学など、中国の名門大学の卒業生のうち、成績優秀なエリートは欧米の大学院に進学するのが一般的なコースで、いかに名門大学であろうと、中国に残れば格落ち扱いを受ける。
つまり、中国の視点から見ると、ディープシークの成功は二軍の人材が一軍の留学組を打ち破ったという痛快な物語に見える。
-
外資系顧客向けシステムエンジニア/システムインテグレータ・ソフトハウス
株式会社リファルケ
- 東京都
- 年収450万円~1,260万円
- 正社員
-
無停電電源装置のサービスエンジニア・外資通信機器の先端製品
株式会社トランスビジョン
- 東京都
- 年収360万円~600万円
- 正社員
-
東京/マネージャー ビジネスユニットコントローラー/英語力活かせる/外資系商社
DKSHジャパン株式会社
- 東京都
- 年収700万円~1,000万円
- 正社員
-
土日祝休/外資系オフィス内カフェ・ケータリングの運営スタッフ 年収322万/年休120日
グローブシップ・ソデクソ・コーポレートサービス株式会社
- 東京都
- 年収322万円~350万円
- 正社員