最新記事
ウクライナ情勢

ゼレンスキー、ワグネル反乱についてバイデンら各国首脳と電話会談「プーチンの弱さ露呈」

2023年6月26日(月)08時20分
ロイター
ウクライナのゼレンスキー大統領

ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、ロシアの民間軍事会社ワグネルによる反乱について米国、カナダ、ポーランドの首脳とそれぞれ電話会談を行ったとし、今回の反乱の動きでプーチン大統領の弱さが露呈されたと述べた。キーウで16日撮影(2023年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、ロシアの民間軍事会社ワグネルによる反乱について米国、カナダ、ポーランドの首脳とそれぞれ電話会談を行ったとし、今回の反乱の動きでプーチン大統領の弱さが露呈されたと述べた。

ロシア軍首脳と対立してきたワグネルの創設者プリゴジン氏は24日に武装蜂起を宣言、ただ、反乱は1日で収束した。

ゼレンスキー氏はバイデン米大統領との電話会談後に発表した声明で「きのうの出来事はプーチン政権の弱さを露呈した」と指摘。

「われわれは、敵対行為についての経過とロシアで起きている事について話し合った。国際秩序が回復するまで世界はロシアに圧力をかけなければならない」と語った。

バイデン氏とは長距離武器を中心にした防衛協力の拡大や来月リトアニアの首都ビリニュスで開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に向けた調整、バイデン氏が推進する「世界平和サミット」についても話し合ったという。

ゼレンスキー氏は別の声明で、カナダのトルドー首相とも電話会談し、ロシア軍が占拠するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所の状況について説明したと明かした。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2023トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

自動車
DEFENDERとの旅はついに沖縄へ! 山陽・山陰、東九州の歴史文化と大自然、そして沖縄の美しい海を探訪するロングトリップ
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国副首相が米財務長官と会談、対中関税に懸念 対話

ビジネス

アングル:債券市場に安心感、QT減速観測と財務長官

ビジネス

米中古住宅販売、1月は4.9%減の408万戸 4カ

ワールド

米・ウクライナ、鉱物協定巡り協議継続か 米高官は署
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 5
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 6
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 7
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 8
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 9
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 10
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 4
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 9
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 10
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 9
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中