仏、政府機関の3割を統合・廃止へ 年内に提案=予算相

4月27日、フランスのド・モンシャラン予算相は、政府は経費削減のため、政府機関の3分の1を統合または廃止することを年内に提案すると明らかにした。パリのエリゼ宮で1月8日撮影(2025年 ロイター/Benoit Tessier)
[パリ 27日 ロイター] - フランスのド・モンシャラン予算相は27日、政府は経費削減のため、政府機関の3分の1を統合または廃止することを年内に提案すると明らかにした。
仏放送局Cnews/Europe1とのインタビューで、「大学を除いて、国の支援を受ける機関・運営機関の3分の1について統合や廃止することを年内に予算案で提案する」と述べ、これにより20─30億ユーロの経費削減が可能になると説明した。
バイル政権は、公共部門の財政赤字を対国内総生産(GDP)比で今年は5.4%、2029年には欧州連合(EU)の上限である3%に削減することを目指している。
またロンバール財務相は先に、政府は来年度に支出を400億ユーロ削減する考えを示した。