ロシアの揺さぶりでモルドバが領空を一時閉鎖
Moldova Closes Airspace as Russia Coup Fears Grow
米国家安全保障会議のジョン・カービー報道官は13日、プーチンがモルドバ政府の転覆を企てているという報道について、「深く懸念する」としながらも、アメリカは報道を検証していないと述べた。
「深く憂慮すべき報告だ」とカービーは言い、「われわれはモルドバ政府とモルドバ国民に全面的に協力する。独自に確認はしていないが、プーチンの作戦に沿ったものであることは確かだ」
モルドバは、ロシアのガスに全面的に依存しているヨーロッパで唯一の国だ。昨年EUの加盟候補国になったが、それ以来、ロシア政府と密接な関係を持つモルドバのポピュリスト政党「ショール党」のイラン・ショール党首が組織する反政府デモに揺さぶられている。
14日にはルーマニア上空でも不審な飛行物体が探知されていた。ルーマニア国防省は高度1万1000メートルの領空を飛行する気象観測気球のような物体が、ルーマニア空軍の監視システムによって検知されたことを発表した。その後、ミグ 21 戦闘機2機で追跡したが、気球の存在を確認することはできなかった、と同省は述べている。
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