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事件「妻への治療が遅い!」ブチ切れた男が大学病院でとった行動とは──
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釜山大学病院の監視カメラが捉えた放火の瞬間 KNN 부산뉴스 경남뉴스
<妻への愛情も度が過ぎると大変な事態に......>
女性に優しいと言われる韓国人男性。だがそれも、度をすぎると大変な事態に──。
今月下旬、韓国・釜山の大学病院で救急治療室に一人の男が入ってくるやいなや、部屋にガソリンを撒いて火を付ける事件が起きた。釜山ニュースなど韓国メディアが伝えた。
この60代の男は事件を起こす数時間前にも、この病院での妻への診療が遅いと治療室で暴れる騒ぎを起こしており、やってきた警察になだめられていったん自宅へ帰っていた。しかし、それで怒りが収まることがなかったようで、男はある"液体"を手に再び大学病院に戻って事件を起こす。
事件を捉えた監視カメラに記録された映像を見ると、救急治療室に入ってきた男は、スタッフの制止も聞かずにペットボトルに入れたガソリンを撒き散らして部屋の奥に進み、すぐに火を付けた。この間、わずか数秒。あっという間に炎が燃え広がり、救急治療室の外の廊下まで真っ赤に包まれた。
当時、救急治療室には患者と病院スタッフら合わせて47人がいたというが、病院スタッフは迅速に対応。スタッフの1人は消火器で、また別のスタッフは消火栓からホースを取り出して消火活動を開始。他のスタッフらは患者たちを避難させた。
こうした適切な対応によって火災は1分ほどですぐに消火。病院内は大きな混乱にはいたらずにすんだという。
一方、犯人の男は自分の付けた火で腕と足に火傷を負い、放火した大学病院で治療を受けているそうだ。
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