警官の暴力は許せないが、警官の顔撮影は禁止するというマクロンの二枚舌
Clip of French Police Beating Black Man Watched 14M Times
しかしパリで働く黒人警察官のアブドゥライ・カンテは、警察による暴力を強く非難しつつも、グローバルセキュリティー法案は、ジャーナリストや市民が警察による行為を撮影することを禁じるためのものではないと指摘。「問題は一部の人が、警察官の身元を特定して彼らを攻撃の対象にしたり、憎悪を煽ったりする目的で、警察官の動画をソーシャルメディアに投稿していること」であり、法案は、警察官の画像や動画が悪意をもって利用されるのを阻止するためだと説明した。
一方でエリック・デュポン・モレッティ法相は、「警察官への(彼らを攻撃の対象にするという)悪意は定義が難しい」と認め、政府としてはグローバルセキュリティー法案の一部に微調整を加えた上で支持する可能性があると述べたと報じられている。