「うまくいけば、晩秋か初冬には有効性」ファウチが見据えるワクチン開発の道筋
2020年6月9日(火)18時45分
(新型コロナウイルスを)完全に根絶できる可能性は極めて低いが、ワクチンにより集団免疫を獲得できれば、患者数をごくわずかに抑えられる可能性がある。このウイルスは間違いなく制御可能だ。
WHO(世界保健機関)によれば、世界で現在少なくとも約133種類のワクチン候補の評価作業が進められているという。
ファウチは5月、サイエンス誌に発表した共著論文で、新型コロナウイルスと戦うためには複数のワクチンが必要になるかもしれないと指摘している。
1種類のワクチンだけでは世界中の需要に応えられないだろう。複数の取り組みを並行して進める必要がある。
ワクチンが人類を新型コロナウイルスから救う日は、いつになるのだろう。
<2020年6月16日号掲載>
【参考記事】マスク拒否のホワイトハウスで、コロナ対策を率いるファウチ博士らが自主隔離
【参考記事】新型コロナのデマ情報を広めるトランプ、それをただす勇者ファウチ(パックン)
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