新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(21日現在)
■カナダCPI、4月は0.2%下落 9年半ぶりマイナス
カナダ統計局が20日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比0.2%下落と、2009年9月(0.9%下落)以降で初のマイナスとなった。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受け、エネルギー価格が下落した。
■コロナ感染のサル、獲得免疫で再感染予防も ワクチン開発に朗報
新型コロナウイルスに感染したサルが回復後、獲得した免疫により再感染を免れ得ることが米研究チームの実験で分かった。ワクチン開発に朗報とみられる。
■マハティール前首相、マレーシア新政権打倒を表明 野党共闘
マレーシアのマハティール前首相(94)は20日、後を継いだムヒディン首相の倒閣に向け全力を尽くすと述べた。2年前の総選挙で国民が支持しなかった汚職疑惑まみれの統一マレー国民組織(UMNO)を政権に復帰させたことを非難した。
■ロイヤル・カリビアン、第2四半期は赤字想定 新型コロナが影響
クルーズ運航大手ロイヤル・カリビアン・クルーズは20日、第2・四半期は赤字になるとの見通しを示した。新型コロナウイルスの感染拡大を抑制する渡航制限を背景に旅行のキャンセルが相次ぐ中で、債務が膨らんでいるという。
■英、コロナ追跡システムが6月1日稼働開始=首相
英国のジョンソン首相は20日、新型コロナウイルス検査で陽性反応を示した人と接触した可能性がある人を追跡するシステムが6月1日に稼働開始すると明らかにした。
■トヨタとホンダ格下げ、新型コロナが自動車販売に打撃=S&P
S&Pグローバル・レーティングは20日、トヨタ自動車<7203.T>の長期信用格付けを「AAマイナス」から「Aプラス」に、ホンダ<7267.T>を「A」から「Aマイナス」にそれぞれ1段階引き下げた。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が「今後1─2年間の」世界的な自動車販売に打撃を与えるという。
■G7首脳会議、通常形式で開催も ワシントン近郊で=トランプ氏
トランプ米大統領は20日、テレビ会議に切り替えて開催を予定していた6月の主要7カ国(G7)首脳会議について、ワシントン近郊で通常形式で開催する可能性を示唆した。
■シンガポール、6月2日からチャンギ空港の乗り継ぎ許可
シンガポールの航空当局は20日、国際線の乗り継ぎハブのチャンギ空港について、6月2日から全ての乗り継ぎ客の通過を許可すると発表した。
■トランプ氏、郵送投票巡りミシガン州批判 連邦資金保留も示唆
トランプ米大統領は20日、有権者全員に郵送投票の申請書を送付するミシガン州の計画は違法と主張し、同州への連邦資金提供を打ち切るとけん制した。
■米イノビオのコロナワクチン、動物実験で抗体確認
米バイオ企業のイノビオ・ファーマシューティカルズは20日、マウスやモルモットを使った新型コロナウイルスワクチンの実験で抗体や免疫反応が確認されたと明らかにした。
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