新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(16日現在)
■米、数億本のワクチン候補備蓄へ 年内実用化を視野=厚生長官
アザー米厚生長官は15日、新型コロナウイルスのワクチンを年末までに実用化することを視野に、開発中のワクチン候補数億本を備蓄する計画を明らかにした。
■米、世界経済を阻害 非難合戦でコロナ危機長期化=中国国連代表
在ウィーン中国国連事務局の王群代表は、米国が世界保健機関(WHO)への資金拠出停止によって新型コロナウイルス危機を長引かせ、世界経済を阻害していると批判した。
■ロシア、新型コロナ感染者26万人突破 モスクワで抗体検査開始
ロシアで確認された新型コロナウイルス感染者が15日に1万0598人増え26万2843人となった。ロシアの感染者数は米国に続き世界で2番目に多い。新型コロナ感染症による死者は113人増え2418人だった。
■中国、積極的な財政政策・穏健な金融政策を一段と活用=中央政治局
中国共産党中央政治局は15日、今年の経済発展目標の達成に向け、積極的な財政政策の効果を一段と高め、穏健な金融政策を一層柔軟にすると表明した。国営テレビが報じた。
■タイ、百貨店などの営業再開へ
タイ政府は、新型コロナウイルスの感染拡大ペースが鈍化していることを受けて、今月17日から百貨店やショッピングモールなど商業施設の再開を許可する方針を示した。家電、家具、事務用品などを販売する店舗も業務再開を認められる。
■台湾鴻海、新型コロナで第1四半期は90%減益 第2四半期は回復へ
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業<2317.TW>が発表した第1・四半期決算は、約90%の減益となった。新型コロナウイルスの流行を受けた生産停止や、アップルなどの主要顧客の需要減少が響いた。
■香港の第1四半期GDP、前年比-8.9% 統計開始以降で最悪
香港特区政府が発表した第1・四半期の域内総生産(GDP)改定値は前年同期比8.9%減と、1974年の統計開始以降で最悪となった。
■コロナ第2波への備えと経済活動の両立、国が基本方針を=諮問会議
政府は15日夕の経済財政諮問会議(議長:安倍晋三首相)で、新型コロナウイルスの第2波や世界経済の変動が想定されるもとで、感染予防と経済活性化を両立する道筋について議論した。民間議員からは、感染の第2、第3波にも備えつつ、経済活動と両立する取り組みについて国が基本方針を示すべきとして、具体的な提言がなされた。
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