新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(16日現在)
■米、コロナワクチン開発で国際協力 年内配布に期待=大統領
トランプ米大統領は15日、新型コロナウイルスのワクチンの迅速な開発に向け米国は他国と協力していると述べた。
■ブラジル保健相辞任、コロナ危機最中に 就任からわずか数週間
ブラジルのタイシュ保健相が15日、辞任を表明した。新型コロナウイルス危機が始まってから保健相の退任は2人目。ウイルス感染者が20万人を突破し、中南米で最も深刻な状況となる中、ブラジルの危機対応を巡る混乱は一層深まる可能性がある。
■カナダ、給与保護措置8月末まで延長 コロナで打撃の企業支援
カナダのトルドー首相は15日、新型コロナウイルス感染拡大を受け企業支援策として実施している緊急給与保護プログラムについて、期限を8月末まで延長すると発表した。
■デンマーク新型コロナ死者ゼロに、3月以来初めて 制限緩和第2段階
デンマーク保健当局者は15日、新型コロナウイルス感染症による死者がゼロになったと発表した。3月13日以来初めて。
■米ミシガン大消費者信頼感、5月は予想外に改善 先行き依然暗く
米ミシガン大学が15日に公表した5月の消費者信頼感指数(速報値)は73.7と、4月に付けた8年ぶりの低水準である71.8から予想外に改善した。新型コロナウイルスが経済を直撃する中、国の緊急対策が家計の下支えになった。
■英、コロナ再生産数0.7─1.0に上昇
英政府当局者は15日、新型コロナウイルスについて、1人の患者から新たに何人が感染するかを示す再生産数が現時点で0.7─1.0であると明らかにした。ジョンソン首相が先週示した0.5─0.9から上昇した。
■FCA、68億ドルの政府保証付き融資巡り伊銀と協議=関係筋
欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)が新型コロナウイルス危機に対応するため、63億ユーロ(68億ドル)の政府保証付きの融資を巡りイタリアの大手銀行インテーザ・サンパオロと協議していることが15日、関係者の話で分かった。
■米中通商合意は崩壊しておらず、法人税率半減も=カドロー氏
米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は15日、米中が合意した「第1段階」通商協定は決して崩壊しておらず、両国は引き続き貿易問題に取り組んでいると強調した。
■独債務上限規定、21年も停止の見込み 新型コロナ対応で=独紙
ドイツ政府は、新型コロナウイルスの危機に対応するために憲法に定められた債務上限規定を今年に続き2021年も停止する見込みだ。独経済紙ハンデルスブラットが15日、政府当局者の発言を報じた。
■ニューヨーク州郊外などで事業再開、政治的要因で対応まちまち
ニューヨーク州やバージニア州、メリーランド州の人口が少ない地域で15日、ロックダウン(都市封鎖)緩和に向けた第1段階の措置が実施された。政治的要因などにより地域ごとで対応がまちまちになっていることが浮き彫りとなった。