新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(1日現在)
■メキシコGDP速報値、第1四半期1.6%減 09年以来の大幅縮小
メキシコの国家統計局が30日に発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値(季節調整済み)は前期比1.6%減となり、市場予想の1.7%減をやや上回ったが、2009年第1・四半期(5.1%減)以来の大幅な落ち込みとなった。
■世界の小売売上高、20年は9.6%減に=フォレスター
調査会社フォレスターは30日、新型コロナウイルス危機により、2020年の世界の小売売上高が平均9.6%(2兆1000億ドル)減少するとの見通しを発表した。新型コロナのパンデミック(世界的流行)前の水準に戻るには4年を要するという。
■米ゲイツ財団とTikTok、アフリカの新型コロナ対策へ寄付
中国の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」と米ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が29日、アフリカにおけるCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策を支援するため、国際連携団体GAVIワクチン・アライアンスにそれぞれ1000万ドルを寄付した。
■伊GDP、第1四半期は前期比‐4.7% 統計開始以来の大幅減
イタリア国家統計局が30日発表した2020年第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は前期比4.7%減で、1995年に現在の形式で統計を開始して以来、最も大幅な落ち込みとなった。前年同期比では4.8%減となった。
■4─6月期の世界のスマホ出荷、16.5%減の見通し=調査
台湾の調査会社トレンドフォースによると、4─6月期の世界のスマートフォン出荷台数は前年同期比16.5%減の2億8700万台となる見通し。サプライチェーンは回復しているものの、新型コロナウイルスの感染拡大が需要を急減させるためという。
■第1四半期の台湾GDP、前年比1.54%増 4年ぶり低い伸び
台湾主計総処が発表した第1・四半期の域内総生産(GDP)速報値は前年比1.54%増と、約4年ぶりの低い伸びとなった。
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